2013.11.18
2013.11.03
SEROW 225W その3
セロー225修理のつづき。
タンク錆除去のため、ガソリンを携行缶へ移します
とりあえず、またコーヒーフィルタ。
※コーヒーフィルタの濾過度が幾つなのかは知りませんが、濾紙としてはかなり粗い方だと思うので 『致命的なゴミを除去する』 程度に考えてます
で、タンクを下ろします。
花咲かGタンククリーナー。 amazonで\4,000也。
台所洗剤で洗浄、ナイロンブラシで錆取り、水流で洗浄、を繰り返してから花咲かG液でタンクを満たして放置。
花咲かG液は温水で希釈、時々攪拌して1週間放置します。
その間に他の部分をメンテ。
クラッチワイヤーにワイヤーグリースを流し込みます。
使用したのは、ヤマルーブ180ワイヤーグリースとケーブルインジェクター。
ワイヤー下部からグリースが流れ出るまで給脂します。
アクセルワイヤーも同様に給脂。
そして、チェーンテンショナーの樹脂カラーを交換します。
・・・というか、カラー自体が摩耗して消滅していました。
これが無いと、チェーンが暴れてチェーン破断→クラッシュ、な気がするので重要部品な気がします。
で、これまた樹脂のチェーンスライダ。 樹脂の潤滑部品のクセしてスイングアームを外さないと交換できないという設計ミス臭い仕様です。
アホらしいのでスライダを切断して取り付け。
フロントスプロケットのカバーを外して押し込みます。
10分ほど格闘して取り付け完了。
若干ガタがありますが大丈夫だと思う。 たぶん。
※チェーンを外せばもっと簡単に嵌められると思いますが、こいつはカシメチェーンだったので無理矢理押し込みました。
さて、錆除去処理の終わったタンクを強水流で洗浄、花咲かG液トリートメントして乾燥させます。
真夏であれば良いのですが、そうでなければドライヤで強制乾燥させるのが良いと思います。
もちろん、真っ茶色に染まっていたフューエルフィルタアッシーを新品に交換しておきます。
で、タンクにガソリンを戻してエンジン始動。
とりあえず、動くようになりました。
本当にに大丈夫なのか?
2013.09.29
SEROW 225W その2
セロー修理のつづき。
前回のバックファイヤーはメインジェットのスクリュー戻し量が少なかったためなので、戻し量を1+3/4回転くらいにして無事正常化。
で、ようやくオイル交換です。
エンジンのアンダーガードを外してドレンキャップを外します。
ところで、現行のセロー250はアンダーガードが標準じゃないらしいですね。 その上、キックペダルもつかない (つけられない) そうで、そのあたりの街乗り重視設計思想がイマイチ共感できなくて新型へ乗り換えられないセローオーナーが一定数存在するような気がします。 ね、ヤマハさん。
ジョローと排出。
セローのオイル規定量は1000cc。
通常の交換であれば、1000ccボトルがちょっと余るくらい。
一応フィルタエレメントをチェック。
特に汚れはないのでクリーナーをブッかけるだけにしておきます。
さて、オイル交換が終わったので、ガソリンを入れます。
タンク錆びてる・・・
キャブの不調はエアクリだけじゃなくて、こいつも原因だったのか?
ガススタではどうしようもないので、とりあえず給油して帰ります。
キャップと給油口周りの錆をある程度掃除して、タンク内のコンタミをチェックしてみます。
ペットボトルを切ってコーヒーフィルタを設置、タンクのホースからガソリンを出して濾過します。
うーん、これはアカン。
メインとリザーブで流量が違うのもアカン気がする。
これは花咲かG の出番だな・・・
今度タンクの洗浄をしよう。 ガソリン携行缶が要るなあ。
タンクのことは置いといて、チェーンの洗浄と給油。 ガム状になったルブをチェーンクリーナと竹ブラシでガシガシ落とします。
フロントスプロケットのカバーを外したら
何かが取れたよ \(^o^)/
あー、樹脂製のチェーンスライダーか。
砕けてどんどん短くなっていたのには気づいていましたが、ついに環の部分まで崩壊しました。
これ、リアタイヤとスイングアームまで外さないと交換できないんじゃないですかねえ・・・ (;´Д`)
チェーンのテンション調整をして気がついたんですが、テンショナーの設定が左右で違ってました。
ナットのコッタピン (割りピン) がどこかに飛んでしまってテンショナーがずれていたみたいです。
なんか、やればやるほどダメな部分を見つけてしまうような気がする。
とりあえず洗車。
あ、ブッシュガード交換しました。
えーと、あとは
・タンク洗浄
・キャブレター再洗浄
・グリスニップル給脂
・アクセルワイヤー調整
・ワイヤー給油
・点火プラグ交換
・チェンスライダー取り付け
・コッタピン取り付け
修理おわんない・・・ ┌(┌ ^o^)┐
2013.09.15
SEROW 225W
愛機、セローが動かなくなったので修理してます。
1994年式ヤマハセロー225W(XT225W)、4JG1。
いわゆるキュセロ、リヤディスクブレーキ・チューブタイヤの世代です。
エンジンが掛かる掛からない以前に、燃料コックを開けるとキャブレターのドレンホースから ガソリンがピュー・・・。
とりあえず、シートとタンクを下ろしてキャブレターを外します。
キャブレターは、アクセルワイヤー・スターターケーブル・燃料ホースとバンドを外せば後は気合いで引っこ抜きます。
するとこうなります。
で、外したキャブをバラします。
ダイヤフラムを外してみると、なんか黒い異物がいっぱい・・・
フロート側も同じだったので、バラしてキャブクリーナで洗浄。
ちなみにクリーナは最強の呼び声高いヤマハルーブスーパーキャブレタークリーナーを使用。
写真は無いのですが、この異物はエアクリーナーのエレメントが劣化して、その粉末をキャブレターが吸い込んだものみたいです。
自業自得なのね。 (´・ω・`)
ガソリンが溢れ出すのは、フロートチャンバーのバルブにそのゴミが詰まったせいと思われます。
YSPで部品調達。 樹脂系部品の大半が寿命だったので、ついでにそれらも揃えました。
20年近く前のバイクでも部品が供給されていて有り難いです。
キャブとエンジンを繋ぐインシュレータ。 右が新品です。
ヒビどころか亀裂入ってた・・・。
フロートのニードルバルブも交換します。
ニードルバルブのバルブシート。
Oリングが摩滅しているのでこれも丸ごと交換。
キレイになりました。
そしてエンジン始動に成功!
パァン!パァン! ( ゚д゚)
バックファイアーがスゴイ・・・
次回、キャブレター調整・オイル交換・ガソリン入れ替え・チェーン清掃・ブッシュガード交換、の予定!
ところで、最近知ったんですが、『ばくおん!!』 という女子高生バイク漫画の主要キャラのバイクがこの型式なんですね。
カラーリングも同じやん・・・。
2010.10.22
三国峠と日窒鉱山
冬が来る前にバイク、今回は中津川林道・三国峠を越えてみました。
三国峠はその名の通り、長野・群馬・埼玉の県境に位置します。
2年前に越えた十石峠(国道299号線) の20km南側のルートです。
三国峠の長野県側は舗装路なのですが、埼玉県に入った途端にダートになります。
ここから18kmのダート。
オフロード好きな変態たちが数多く集う場所です。
頂上付近は若干荒れていますが、全体的にきちんと整備された林道なので安心して走ることができます。
ただし、変態ライダーたちがいっぱい生息s そこそこ交通量がある上に、4輪も通行しているので対向車には注意が必要です。
非オフ系車両でアタックしている無謀4輪野郎も何台かいました。
埼玉県側から来ると初めは平坦砂利道なので油断して来ちゃうんだろうなぁ・・・
でも、だんだん難度が上がってくる&Uターンできるところがないので、いずれ詰みます。
ダートが終わってしばらく走ると川沿いに分岐ルートが。
ここを進むと日窒鉱山に至るのです。
日窒鉱山(秩父鉱山) ・・・ 武田金山の一つとされ、金・銅・鉄・石灰などを産出した鉱山。 現在は金属の採掘は終了し、株式会社ニッチツが石灰・硅砂(石英)の採掘を行っています。 ここにもかつては鉱山街が存在していましたが、それらは廃墟群と化しています。
おー、これが噂の秩父鉱山簡易郵便局か・・・
ニッチツの秩父事業所です。
従業員の方の姿は見えるのですが、静かです。
事業所を過ぎると廃墟が現れます。
この建物は・・・
銭湯でした・・・
こちらは年季の入った社員寮。 手前の地面が白いのは石灰です。
破れ障子が怖すぎる・・・
こちらは売店だったらしいです。
ファンタ・・・
ここも他の有名廃墟同様に、不法侵入する輩が多いらしく警告看板が多々見られます。
廃墟見学は紳士の嗜み、ルールとマナーを守りましょう。
余談ですが、奥秩父~小海・佐久間の道路は酷道・険道しかないので、4輪の場合は40kmほど北上して、群馬の下仁田から上信越自動車道に入るのが無難です。
オフロードバイクならどのルートも可能ですが、陽が暮れてから通るのはオッカナイのでやめた方が良いです。
オッカナかったので、おわり。
2009.07.15
全治2週間
夏の林道アタックです。
菅平の麓、真田地区の林道を適当に攻めます。
10分後、転けました。
下りの舗装路で砂利スリップ、30km/hくらいでアスファルトとお友達に。
空がとても青かったです。
よそ見→崖からダイブしそうになる→ブレーキ→リヤタイヤロック→スライディング気味に転倒→急速離脱した俺が地面に転がる、という自業自得コース。
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右膝と右くるぶしに擦過傷&打撲、右肩打撲、右掌擦過傷。
膝と肩はともかく、くるぶしはちゃんとブーツ履いてれば・・・
とりあえずミネラル麦茶で傷を洗い流して、常時携帯の絆創膏で応急処置、ブルーな気分で帰宅。
右肩のは全然痛くなかったんでシャワーの時気づいてびっくり。
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せっかく(?)なんで、湿潤療法のキズパワーパッドを試してみました。
足の写真でパッドが白く膨らんでるのは、分泌された組織液がパッドに吸収されてゲル化し、内部を組織再生に適した環境にしてくれているから、らしい。
この手のやつは消毒液を使わないのが基本で、数日間貼りっぱなしが良いんだそうです。 そのまま風呂もokなので便利。
結果はまた後日。
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ちなみにバイク(SERROW)の方はほぼ無傷、転倒前提設計のオフ車は侮れないぜ。
と思ったらステアリング軸が左にズレてました・・・
おかげでこれを直すのに 27mmソケットレンチとハンドルを買うハメになって、ああ無情。
なんだよ27mmって・・・
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えーと、一応検索で来た方向けに書いておきます。
SERROW・セロー(94年式)のステアリング軸ズレを直すには、
1,ハンドルバーを外す
バーを固定している樹脂キャップ*2を外し、六角棒レンチでキャップボルト*4を外す
2,センターナットを外す
ステアリング軸の27mm六角ナットをゆるめる (左右に干渉あるためソケットでないと厳しい)
3,ステアリングを戻したい方向一杯に切り、気合いで軸を合わせる
4,ナットをきちんと締め、ハンドルバーを取り付ける
これでokなはずですが、もちろん何かあっても自己責任でお願いします。
2008.11.02
2008.10.28
上毛野、埴輪
また群馬へツーリング。
高崎市、八幡塚古墳です。
保渡田古墳群に属するこの前方後円墳は5世紀後半に建造されたものですが、6世紀後半の榛名山大噴火による火山灰土層にパッキングされ、水田跡とともに良好な保存状態で発掘されました。
墳丘全長96m、建造当時と同様に復元されています。でっけえ。
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墳丘の頂上。
6000本の円筒埴輪が王の石棺を守ります。
獣系埴輪はラブリー。
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埴輪特化型博物館、かみつけの里博物館では埴輪が自作可能。
※自作した埴輪は八幡塚古墳へ徴発されます
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すぐそばの二子山古墳、こちらも前方後円墳です。
1500年前の王墓には、コスモスが咲き乱れて。
2008.10.18
上野村
絶好のツーリング日和、群馬県上野村まで行ってきました。
ルートは長野県南佐久郡臼田町(現佐久市)から国道299号、十石峠越えです。
十石峠はご覧の通りの酷道です。
大型車は通行不能、舗装はされていますが普通車でも厳しい道幅と勾配で、当然冬期通行止め。
でも、こういう道はバイクで通ると楽しいのです。
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峠を越えて上野村。
ここは、日本航空123便墜落事故現場のある場所でもあります。
日本航空123便墜落事故
1985年8月12日、羽田発伊丹行JAL123便が上野村の高天原山へ墜落し、乗員乗客524名中520名が死亡した航空事故。 墜落原因は圧力隔壁の破壊による垂直尾翼の喪失とされ、これにより油圧系統が全滅、操舵不能に陥った。相模湾沖でこの事態に遭遇した123便クルーは羽田へ戻ろうと懸命の操作を行うも機体は迷走、群馬・埼玉・長野県境の山岳地帯で高度を急激に下げ、高天原山山中に墜落した。
墜落現場は御巣鷹山ではなく高天原山だが、当初の誤報があまりにも有名になってしまったため訂正する動きは特にない。
ここは事故犠牲者の慰霊塔、慰霊の園。黙祷。
事故では墜落の衝撃とそれに伴う火災で犠牲者の遺体は激しく損傷したため、身元判別不能となった遺体の一部が多数ありました。それらは荼毘に付され、この納骨堂へ納められています。
慰霊の園から南方8kmほどの山中に、墜落事故現場である昇魂之碑があります。
『御巣鷹の尾根』と呼ばれるこの場所にも行ってみようと思ったのですが、土砂崩れで現在全面通行止めとなっていました。残念。
---参考リンク---
事故調発表を元にしたJAL123便飛行跡略図ver1.2
↑交信記録・ボイスレコーダー・飛行地図を組み合わせたフラッシュ。
クルーたちの会話に (´;ω;`) ブワッ
日航機墜落事故 東京-大阪123便 新聞見出しに見る20年間の記録
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さて、ここは天空回廊 上野スカイブリッジです。
2つのリゾートエリア、『川和自然公園』と『まほーばの森』を繋ぐ地上90m・長さ225mの吊り橋です。
自転車・バイク・バンジー禁止です。
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川和自然公園内の鍾乳洞、不二洞。
関東最大の鍾乳洞らしいんですが、料金所からこの入り口まで坂道を登ります。
運動不足の体には堪える。 (;´Д`)'`ァ'`ァ
扉を開くと・・・
まだ登るのかよ。('A`)
そしてさらに縦穴を登る。 (゚A゚;)
もうなんか鍾乳洞とかどうでもいい気分。
出口はこんなところ。
スカイブリッジがあんなところに・・・
とてもよい、炭酸カルシウムでした。
2008.10.15
より以前の記事一覧
- 安曇野 2008.09.14
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- 蝶ヶ原林道2 2007.10.27
- 蝶ヶ原林道 2007.10.21
- BOX 2007.09.03
- ヤマモト 2007.05.27
- 和田宿〜美ヶ原 2007.05.27
- 山 2006.11.12
- 湯の丸高原 by bike 2006.10.15
- エキゾチック・ジャパン 2006.04.09