フランス 04 Catacombes de Paris
パリの地下墓地、カタコンブに行ってみます。
メトロ4&6号線のダンフェール=ロシュロー駅で下車。
下車してすぐの広場に入り口があるのですが、意外と行列・・・
たぶん、中が狭い&空調能力の都合で入場ペース制限してるんだと思います。
ここはセーヌ川左岸(南側)。 観光の中心部からはやや外れていますが、地下鉄で簡単にアクセスできます。
なお、『カタコンベ』は独・伊読みで、仏語では『カタコンブ』なのです。
ゲートで料金を払って螺旋階段をグルグル下ります。
20mほど下って横穴へ。
横幅1m弱くらいの通路をカツカツ歩きます。
ところどころに碑文。
この碑文は、いつ・どこから遺骨が搬入されたかを記録したもの。
というのも、パリのカタコンブの成り立ちはこんな感じなのです。
12世紀頃、市街中心部の教会に墓地ができる (土葬)
↓
人口が増加する
↓
17世紀頃、埋葬ペースが墓地の分解能力を超える
↓
土壌汚染がえらいことになる
↓
仕方ないので墓地を郊外への移転を計画する
↓
放棄された地下採石場跡を使えばいいんじゃね?
↓
18世紀、遺骨をガンガン搬入する
↓
広大な地下墓地ができあがる
↓
この骨、きれいに並べたらカッコよくね?
↓
カタコンブ (^o^ )
井戸。 (Bain de pieds des carriers = 石工の足湯)
えらく天井の高いところへ出ます。
ホールを抜けるとゲート、ここから遺骨ゾーンです。
(MEMORIE MAJORUM = ラテン語で先祖の記憶)
これらの骨は固定されているわけではなく、ただ積んであるだけ。
ひたすら骨。
頭蓋骨と大腿骨がほとんどです。
骨の積み方にもいろんなパターンがあります。
オサレ系。
トラスフォーム系。
几帳面系。
こだわり系。
途中で飽きた系。
ワンポイント系。
柱を飾ってみたよ系。
延々と骨を見せられるので、気味が悪いとかそういう気分は途中から消滅します・・・
また螺旋階段をグルグル登って地上へ。
出口は、入り口から南南西1kmほどの路地裏です。
そのまま骸骨グッズのお土産屋に収容されるカラクリ。
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