« June 2013 | Main | August 2013 »

2013.07.30

Fish eye

フィッシュアイレンズ、いわゆる魚眼レンズをうっかり購入。

AF DX Fisheye-Nikkor 10.5mm f/2.8G ED です。

130731fisheye01

この魚眼は画角180度、つまりカメラの真横までが写り込むのです。

130731fisheye02

ここは愛知県小牧市の小牧市歴史館、小牧山城の城跡です。

130731fisheye03

小牧山城は、美濃の斉藤龍興を攻めるために織田信長が築いた城で、信長が稲葉山城 (岐阜城) を陥落させた後に一旦廃城になりましたが、信長の死後に起こった小牧・長久手の合戦では、家康が小牧山に本陣を築き、秀吉の大軍勢と渡り合いました。
家康と秀吉の和睦後、小牧山城は再び廃城となっています。

最上階から北方、東名高速が東西に延びます。

一般的な広角レンズだとこんな感じに写りますが、

130731fisheye05

魚眼だとこんな感じ。 油断すると指が写り込みます。

130731fisheye04

このくらいのが、

130731fisheye06

こうなります。

130731fisheye07

最短撮影距離が短いので、マクロレンズ的にも使用可能。

130731fisheye08

魚眼は少々値が張りますが、なかなかオモシロイです。

|

2013.07.23

北東北の春 09 吉浜駅、盛駅

大槌から釜石を過ぎて、大船渡市の三陸鉄道南リアス線吉浜駅です。

この駅も田野畑駅と同じく、ネスレ日本と三陸鉄道の『キット、ずっとプロジェクト』 による桜ペイント駅舎。

130721kitatouhoku01

三陸鉄道の南リアス線、盛 (さかり) ~釜石駅間は震災後長らく全線不通でしたが、今年4月に盛~吉浜間が復旧・営業運転を再開しました。

130721kitatouhoku02

南リアス線の全線復旧は、北リアス線の全線復旧と同じく来春を予定しています。

130721kitatouhoku03

4月の運行再開記念式典で、志村けんが吉浜駅の非常勤駅長に就任しており、制服と等身大パネルが展示されています。

130721kitatouhoku04

志村箱。 マジで志村駅長に届くらしいです。

130721kitatouhoku05

盛方面。

130721kitatouhoku06

全線復旧したら、乗り鉄に行こう!


日没後、雨の盛駅に到着しました。
左が三陸鉄道、右がJR東日本の大船渡線の駅舎です。

130721kitatouhoku07

この駅舎も津波で冠水、JRの駅舎は震災後に改装されました。

130721kitatouhoku08

で、盛駅の改札を抜けると、バス。

130721kitatouhoku09

JR大船渡線は一ノ関~盛駅を結ぶ路線ですが、津波の被害の大きかった気仙沼~盛駅間は線路用地を利用したBRTに転換されているのです。

BRT ・・・ Bus Rapid Transit。 直訳すると、急行バス路線。
この言葉は広い意味を持つのですが、狭義では 『専用道路を走行するバス路線』 といった意味になります。 専用道路を使用するため交通渋滞の影響が無く、比較的低コストで鉄道に近い定時性と安全性を確保できる公共交通手段です。

盛駅の時刻表はこの通り。

↓画像クリックで拡大されます130721kitatouhoku10l

大船渡線はBRTですが三陸鉄道南リアス線は鉄道なので、片側が線路・反対側がアスファルトという奇妙なホームなのです。

130721kitatouhoku11

三陸鉄道の新型車両、36-700形です。 (以下、三脚使用)

↓画像クリックで拡大されます130721kitatouhoku12l

ちなみに、三陸鉄道の車両は全て 『36-***形』 なのですが、
これは 『さんりく - ***がた』 と読むのです。

なんだかやっぱり奇妙な感じの景色。

↓画像クリックで拡大されます130721kitatouhoku13l

震災後に導入されたこの新型車両は、クウェートの義援基金で導入されたものです。 感謝!

130721kitatouhoku14

盛駅はターミナルなので、この列車は折り返し運転になります。

↓画像クリックで拡大されます130721kitatouhoku15l

跨線橋から見下ろすホーム。
1,2番線は線路じゃないから跨線橋とは言わないのか??

↓画像クリックで拡大されます130721kitatouhoku16l

三鉄に続いて、大船渡線BRTも発車。

↓画像クリックで拡大されます130721kitatouhoku17l

今度の春には、一ノ関から大船渡線→南リアス線→路線バス→北リアス線で久慈まで行ってみようと思います。

↓画像クリックで拡大されます130721kitatouhoku18l

おわり。

|

2013.07.15

北東北の春 08 岩手県上閉伊郡大槌町

大槌町(おおつちちょう) の市街地へ。

130707kitatouhoku01l

大槌町は、大津波と大火災で市街地の大半が壊滅しました。


大きな地図で見る

震災から2年以上が経過、瓦礫は撤去されていますが新しい建築物はほとんど見あたりません。

130707kitatouhoku02l

残った建物に数台の車が見える他に、人の気配はなし。

130707kitatouhoku03l

内陸側斜面に墓石が立ち並びますが、

130707kitatouhoku04l

この通りです。 この光景は堪らないなあ。

130707kitatouhoku05l

市街地の中心部、大槌町庁舎だった建物です。

130707kitatouhoku06l

当時の大槌町長を含む多くの町職員がここで津波で流され、亡くなりました。

130707kitatouhoku07l

地震は14:46に発生、津波の最大波は15:20頃に到達したそうです。

130707kitatouhoku08l

道路は問題なく走れるので、ちょっとウロウロしてみます。

130707kitatouhoku09l

カーナビ 『このさき、踏み切りです』

え? 踏み切り?

130707kitatouhoku10l

山田線の線路だ・・・

130707kitatouhoku11

正直、動揺が隠せません。

カーナビのデータが震災前で、実際の景色と食い違いすぎて。

130707kitatouhoku12

ああそうだ、線路があるってことは駅があるはず。 大槌駅は?

目印になるものがすべて無くなってしまっているので、ナビが無いと何がなにやら分からないです。

130707kitatouhoku13l

ホームがありました・・・。 大槌駅です。

130707kitatouhoku14l

線路は撤去されたのか流されたのか。

130707kitatouhoku15l

130707kitatouhoku16l

駅舎は跡形もありません。

130707kitatouhoku17l

これはトイレ? どこが改札だったのかも分からないな。

130707kitatouhoku23l

駅の向こうは、水門まで更地に。

130707kitatouhoku18l

ああ、最初気づかなかったけど、この駅には跨線橋があったのか。

130707kitatouhoku19l

コンクリートの基礎を残して、無くなってしまいました。

130707kitatouhoku20l

この跨線橋は、昭和43年竣工だったみたいです。

130707kitatouhoku21l

上り、釜石方面。

130707kitatouhoku22

大槌駅前です。

130707kitatouhoku24l

駅から見える、あの白くて大きな建物が大槌町の新庁舎です。

130707kitatouhoku26l

これから、この街はどこへ向かうのか。

130707kitatouhoku25

つづく。

|

2013.07.04

北東北の春 07 宮古~大槌

宮古市街を過ぎて、宮古湾岸の堤防です。

130703kitatoouhoku01

ここは湾の奥なのですが、津波はこの堤防も超えたようです。

130703kitatoouhoku02

陸側のコンクリート板は一部流失しています。

130703kitatoouhoku03

堤防の海側は強度が高いらしく、ほぼ無傷。

130703kitatoouhoku04

宮古湾の港湾施設も復旧中です。

130703kitatoouhoku05

実際に海岸線を走ると、三陸海岸は北上山地がいきなり海底に落ち込んだ地形であることを実感出来ます。


国道45号線から脇に入ると、道路の脇に更地が。

130703kitatoouhoku06

これは、JR山田線の線路があった場所、今年の元日に来たときに、バスで通過したところです。

130703kitatoouhoku07

この先に線路が残っていますが、ズレた線路が放置状態。

130703kitatoouhoku08

枕木も浮いてしまっています。

130703kitatoouhoku09

津軽石駅のホームや駅舎は無事ですが、ここを列車が走ることはもう無いのかもしれません。

130703kitatoouhoku10

より大きな地図で 130501 東北 を表示

130703kitatoouhoku11

震災前に、この路線に乗ったことがありましたが、そのときは夜間だったので記憶が曖昧なのが悔やまれます。


バイパスで陸中山田・岩手船越を通過して、浪板海岸駅付近。

130703kitatoouhoku12

橋桁が落ちています・・・。

130703kitatoouhoku13

完全復旧に向かっている三陸鉄道に対して、JR山田線がほぼ放置されているのは、三陸鉄道は国から補助金が出ているのに対し、山田線復旧はJR東日本の自力再建になるためです。 JR東日本としては、もともと採算の取れていない路線に自己資金を投入して復旧させるだけの理由が無いわけで、おそらく本音としては廃線にしたいところなでしょう。
しかし、地元自治体としては鉄道インフラは残したいわけで、今のところ山田線の宮古-釜石間の今後は未定となっています。

赤字の鉄道インフラは、単純に 『廃線にしてバス転換すれば良い』 ものでは無いと思います。 鉄道の定時性・安全性、都市部とのアクセスはもとより、駅を取り巻く街づくり、それに伴う経済効果、街の歴史や景観など、鉄道は単なる交通手段の一つではないと思います。
それに、鉄道路線は一度無くしてしまうと復活させることはほぼ不可能であり、鉄道の存廃は街の未来に大きな影響を及ぼすものです。
もちろん、赤字路線に税金を注ぎ込むことに否定的な意見はあるでしょうし、補助金にあぐらをかいているような鉄道会社は廃止するべきだと思います (私の知る限り、現在そんな鉄道会社はありませんが)。
それでも、街に鉄道が走っていること、街と街が鉄道で繋がっていること、列車や駅の独特な空気、それらに価値を見いだす人が多くいる限り、できるだけ路線を存続させて欲しいと、私は思います。


浪板海岸を過ぎると、今度は吉里吉里海岸へ入ります。

130703kitatoouhoku14

吉里吉里の街も津波で大きな被害を受けました。
あの橋、何かヘンだな・・・。

130703kitatoouhoku15

何これ・・・

130703kitatoouhoku16

この橋は、もうダメなのかな?

↓画像クリックで拡大されます130703kitatoouhoku17l

これは店舗跡なのかな、 ここにいた人は無事だったのかな。

130703kitatoouhoku18

でも、吉里吉里の街も、少しずつ復活しているようです。

130703kitatoouhoku19

ちなみに、吉里吉里駅は高台にあったため津波による被害はありませんでしたが、駅舎老朽化を理由に昨年取り壊されてしまいました。


仮設店舗のローソン吉里吉里店。 見直したぜ、ローソン。

130703kitatoouhoku20

そして、大槌の街へ。

130703kitatoouhoku21

つづく。

|

« June 2013 | Main | August 2013 »