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2013.02.28

東北乗り鉄、年末年始 08 遠野の雪

とりあえずコインロッカーに荷物を突っ込んで散策です。

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博物館・図書館から南部神社へアイスバーンの道を登ります。
冬はレンタサイクルが使えないのが痛いな・・・

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釜石の石應禅寺に続いて、南部神社で初詣です。

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南部神社は、鎌倉・南北朝時代の南部氏武将を祀る社です。
南部家の分家である根城南部氏 (八戸氏) が江戸時代に八戸から遠野に移り、遠野南部氏としてこの地を治めていました。

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南部神社から、雪に埋もれた遊歩道らしき道を登ってみます。

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途中から雪に埋もれて道なのか斜面なのかよく分からないルートを登り切ると、鍋倉公園の 『なべくら展望台』 に着きます。

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この鍋倉公園は遠野南部氏の居城、鍋倉城の城跡です。
その天守を模した展望台ですが、冬期閉鎖・・・

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それでも、ここから遠野市街を一望することができます。
なるほど、遠野駅は城の大手真正面に造られたのか。

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鍋倉城の本丸館跡です。 雪でなんも分からん・・・

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鍋倉城は、鎌倉時代から遠野を所領していた阿曽沼氏が天正年間 (安土桃山時代) に築いた城で、当時は横田城と呼ばれていたそうです。
遠野阿曽沼氏は、関ヶ原合戦時の上杉征伐出陣留守中に謀反に遭い、横田城を失ってそのまま絶えました。 前述の通り、鍋倉城は後に遠野南部氏の城となりましたが、明治2年に廃城になっています。


鍋倉山を下って、とりあえず遠野市立博物館へ。

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前回も見学していますが、遠野物語の怪しげな雰囲気をうまく表現したオモシロイ博物館なので再見学。

左端のモノは 『オシラサマ』 です。

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神楽面。  早池峰神楽などで使用されていたもの。

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なお、この博物館に続いて 『とおの昔話村』 が 『とおの物語の館』 として今年4月にリニューアルされるそうです。 また、行かなきゃ。


とりあえず遠野駅に戻ってきました。

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駅前で昼食を摂りましたが、列車まで微妙に半端な時間・・・

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そういえば博物館の人が、午後から近くのホテルで 『語り部』さんの民話 が聞けるって言ってたなあ・・・
列車を1本遅らせればOKなので、行ってみることにします。

あれ、雪が強くなってきた。

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で、語り部さんのお話を拝聴させていただいたのですが、予想以上に面白かったです!
参加人数が少なかった、というか開始当初はマンツーマンでしたので、かなり贅沢な時間を過ごさせていただきました。

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ちなみに、演目は遠野物語 六九『オシラサマ』、一八・一九『ザシキワラシ』、九九『魂の行方』 (大海嘯の話) など。

九九話は、遠野物語の中でただ一つ、津波に関係した話です。
田の浜 (船越付近) に婿入りした男が明治三陸大津波で妻を亡くし、その妻の亡霊が別の男と一緒に現れて・・・  という話なのですが、この婿入りした男というのは、遠野物語の語り手である佐々木喜善 (鏡石)の叔父であると言われます。

遠野物語は昨年、柳田国男没後50年が経過したため著作権が解放されました。 青空文庫で全文が閲覧できますので、ちょっとでも興味を持たれた方はご一読をおすすめします。


駅へ戻ります・・・ って、これは大雪の予感。

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こーゆー写真はシャッター速度を速く、1/1000くらいで撮るのです。

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このペースで降り続いたらヤバい気がする。

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つづく。

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2013.02.23

東北乗り鉄、年末年始 07 釜石線 釜石~遠野

1/2、朝の釜石市街、仮設店舗の青葉公園商店街です。

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この奥に、石應禅寺という寺院があります。

山門の両脇にある一対の仏像は、1896年(明治29年)の明治三陸大津波の 『明治丙申海嘯記念之像』 なのですが、その奥に真新しい慰霊碑ができていました。

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前にこの寺に参詣したときには、まさか再び碑が建てられることになるとは思いもしませんでしたね・・・


この通りは、キレイに整備されていたように記憶しているのですが。

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以前ブラついた覚えのある路地裏にはダメージを負った建物、そして更地があります。

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この写真だとあまり伝わらないと思いますが、へしゃげた鉄柵などが今も残っており、海から離れた市街地まで及んだ津波の破壊力を思い知らされます。

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ああ、ここは『呑ん兵衛横丁』があったところ・・・

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これは2009年9月に訪れたときの写真、ほぼ同じアングルです。

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暗渠の上に並んでいた店舗が破壊されてしまったことは知っていたのですが、この景色は正直ショックでした。

呑ん兵衛横丁の店舗は、仮設店舗で復活しているそうです。
今度飲みに行きますよ!


釜石駅方面へフラフラ歩いていきます。

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駅へ続くメインストリートの県道4号線。
歩道にも津波の痕跡が色濃く残っています。

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釜石駅に到着しました。 左側がJR東、右側は三陸鉄道です。
JRの駅舎は昨年末にリフォームされたそうで、外観が変わりました。

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また、三陸鉄道の南リアス線 (釜石~盛) は未だ全線運休していますが、今年4月から部分運行が開始されます! ヽ( ・∀・)ノ


さて、ここからはJR釜石線で内陸へ向かいます。

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釜石線は俺のお気に入り路線。
なんだかんだでここ数年、毎年乗ってるような気がします。

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冬に来たのは初めてですが、やっぱいいね! (・∀・)イイ!! 

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雪国は、四季の景色が全く違うので4倍楽しめるのです。

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雪の線路はワクワク感が半端ない。

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釜石線みたいに線路の設計が古い路線は、列車がガタゴト揺れて心地良いのです。

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動画もどーぞ。

足ヶ瀬~平倉駅その1 (16.5MB)
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カーブで車輪が軋む音がたまらない・・・。 ( ゚∀゚)!

足ヶ瀬~平倉駅その2 (29.7MB)
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釜石から約1時間、遠野に到着です。

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遠野も何度も訪れていますが、冬の遠野は初めて!

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おでんせ!

つづく。

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2013.02.13

東北乗り鉄、年末年始 06 宮古~釜石 山田線代替路線バス

※震災前の岩手船越駅写真2枚を追加しました。(2/18)

宮古駅前です。 ここから釜石に向かうのですが、JR山田線の宮古~釜石間は未だ復旧していません。

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なので、またしても路線バス。 もちろん岩手県北バスです。

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宮古~釜石への移動ログはこんなん。


より大きな地図で 121230東北 を表示

閉伊川を渡ります。 ・・・橋桁がない! 

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この流された橋はJR山田線のようです。 GoogleMapでも確認できる・・・


より大きな地図で 121230東北 を表示

宮古の市街地でも、沿岸部はこんなんです。

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リアス式海岸なので沿岸部も高低差が大きく、津波浸水区間を出たり入ったりします。

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堤防が見えてきました。 柵や階段がボロボロ。
まだこのへんは修復が及んでいないみたいです。

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あれ、なにこの廃線みたいなの? ひょっとして山田線?

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工エエェェェ('Д`)ェェェエエ工

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さっきの橋はともかく、これってほぼ放置じゃないですか・・・

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津軽石駅のホームです。 (´;ω;`)

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新潮社の日本鉄道旅行地図帳シリーズの東日本大震災の記録写真サイト津軽石駅の写真が公開されています。
津波の時、この駅に列車がいたのか・・・

余談ですが、日本鉄道旅行地図帳のサイトはWeb地図帳とか、いろいろ気合いが入りすぎていると思います。


すっかり陽が暮れてしまいました。

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終点の船越駅前で下車。
JR山田線の岩手船越駅前ですが、当然駅は閉鎖されています。

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この岩手船越駅は、本州最東端の駅。 2009年9月2010年7月に訪れています。 待合室がベニヤ板で封鎖されているのが、なんとも哀しい。

あのときは、待合室に通学の高校生がいっぱいいたっけ・・・ (´・ω・`)

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震災前の岩手船越駅はこうでした。

↓画像クリックで拡大表示されます (2010年7月撮影)130212touhoku19l

↓画像クリックで拡大表示されます (2010年7月撮影)130212touhoku20l

現在のホーム。 列車の来ない駅とは、何とも寂しいものです。

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高感度&スローシャッターで撮っているのでそれなりに明るく見えますが、かなりの暗闇です。


ここから次のバスに乗り継ぐのですが、寂しすぎるのでバスの始発地点まで徒歩で移動します。

元日からこんな寂しい気分を味わうとは思わなかった。 (´・ω・`)130212touhoku15

始発は道の駅やまだ
先ほど乗車したバスと路線が微妙に重複しているのです。

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俺が到着した途端に店が営業終了するという、これまた寂しさ倍増イベントをこなしてバスに乗車します。 ここからは岩手県交通バス

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で、船越から50分ほどで釜石駅前に到着。
もっと手前の市街地で下車すればホテルに近かったのですが、ここは山田線全線復旧を願って、釜石駅前で下車です。

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釜石の地酒で酔っぱらうぜ!

つづく。

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2013.02.07

東北乗り鉄、年末年始 05 三陸鉄道北リアス線 小本~宮古

小本駅ホーム。
売店兼切符売り場が元日でお休みなので無人駅状態です。

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前回入れ忘れてました。 こちらが運休区間のバスルート。
線路沿線にはもともと道路がない、というかほとんどトンネルです。


より大きな地図で 121230東北 を表示

小本発宮古行き列車は1505発、1時間ヒマなので散策します。

こちらが小本駅の駅裏です。

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仮設商店街がありましたが、元日なので全店休業。 残念。

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こちらは駅前。 プレハブの岩泉町役場小本支所と復興課です。
2011年8月に来たときは小本駅舎内に支所が間借りしていました。

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もともと小本支所は沿岸部にあったそうなのですが、復興拠点として内陸側に機能移転、小本駅前から再出発をしています。

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小本地区の被災当時の状況はこんな感じだったそうです。

東日本大震災・岩泉町応急復旧・小本・茂師 (いわいずみブログさん)
東日本大震災・ライフラインの確保に懸命・岩泉町小本 (いわいずみブログさん) 

岩泉といえば、JR東の変態秘境路線☆岩泉線ですが、岩泉線は2010年の土砂崩れ以降全線運休、2012年にはJR東が復旧断念を発表、事実上の廃線となってしまいました。

それから岩泉観光の目玉・龍泉洞ですが、地底湖の潜水調査が41年ぶりに行われました。 詳細報告が見たいです・・・


さて、そろそろ発車時刻なのでホームに戻ってきました。
こちらは運休中の島越・田野畑方面です。

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摂待・宮古方面。

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車両は、また『てをつな号』。 小本~宮古間にも1両いるのです。

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車内には幼稚園児たちの三鉄絵が飾られています。
あのムービーにでてきた子たちの絵なのかな?

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列車は田老へ。

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なんか、1年半前と変わってないですね・・・

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瓦礫の山も減ってはいますが・・・

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窓が破れたままの、田老観光センターの建物。

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なんというか、まだまだですね。

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30分余りで終点、宮古駅に到着です。

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TOPVALUヘッドマーク・・・  ジャスコ・・・ジャスコ・・・

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ここもおなじみになってしまいました、宮古駅舎。

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とりあえず三鉄グッズお布施買いです。

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中央の腐っぽいのは、三陸鉄道が復興・地域活性プロジェクトの一環として立ち上げた 『鉄道ダンシ』 のグッズ。
なお、西武鉄道も『鉄道ダンシ』Proに参戦し始めたらしいです。

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これは腐女子の友人に押しつけよう 贈ろうと思う。

つづく。

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2013.02.02

東北乗り鉄、年末年始 04 三陸鉄道北リアス線 久慈~田野畑、小本

間違って三陸鉄道の改札から出てしまいましたが、こちらがJR東日本の久慈駅です。

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で、隣の三陸鉄道久慈駅。
震災前の夏に来たときは、夕立が凄かったっけ・・・
あのとき北リアス線に乗っておけば良かったと後悔。

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三鉄の駅舎内で、久慈まめぶ部屋の方達が『まめぶ汁』が振る舞われていらっしゃいました。
初めて食べたけど、美味しかったです。 ごちそうさま!

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昼食はパンとオニギリだけを覚悟していたので嬉しかった~。

まめぶ汁とは、久慈・九戸地方で慶弔時に食される郷土料理。醤油ベースの汁に小麦団子 (まめぶ) や野菜の入ったものです。 『まめぶ』の中には胡桃と黒砂糖が入っており、噛むとトロリと甘さが広がる不思議な料理です。

さてさて、そろそろ北リアス線の発車時刻です。

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あれ? こたつ列車だ。 いいなあ。

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2両目が普通列車 『てをつな号』 です。 二頭身系キャラがズラリと。
てをつな号ギャラリー(pdf) の写真がグッと来ます・・・

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槇原敬之氏の『てをつなごう』 movie/mp3が配布されています。

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『てをつな号』に乗り込んで、久慈から南下します。

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まだ海岸線は見えないのに、ここは津波浸水想定区域です。

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破壊された堤防の向こうに、海が見えてきました。

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久慈地区の災害廃棄物の破砕と選別が行われているようです。

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安家大橋 (あっかおおはし)。 サービス徐行運転&一時停止。
ここは鉄橋が高い位置にあるので撮り鉄ポイントだそうです。 また、鮭の遡上ポイントでもあるらしく、秋には飛び跳ねる鮭が見られるそうな。

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ここも津波浸水区間です・・・。

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堀内~白井海岸。 トンネル間の橋は、なんだかいいよね。

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久慈から50分、終点の田野畑に到着です。

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田野畑~島越~小本駅間は2013年1月現在、復旧していません。

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三陸鉄道では、2014年4月の北リアス線の全線復旧を目指しているそうです。  さんてつさん、応援してます! ヽ( ・∀・)ノ

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これがカンパネルラ田野畑の駅舎外観です。

この駅舎は高所にあったために津波による破壊から逃れられたそうです。 しかし駅周辺や線路が流失、駅としての機能が停止してしまいました。 そんな田野畑駅に、店舗を津波で失った店主たちが列車の来ない駅舎を利用して営業を再開、 列車運行復旧までの1年間、駅舎を守り続けました。 店主さんたちに敬礼!  (`・ω・´)ゞ

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田野畑から小本までは、接続している岩手県北バスを利用します。

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駅からちょいと下ったところにある水門は三鉄車両カラーに塗られていますが、ドアや柵が大きく歪んでいます。
田野畑駅舎は本当にギリギリで助かったのね・・・

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バスは田野畑駅から北リアス線沿線を離れて内陸の山を登ります。

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そうか、田野畑村の中心は内陸にあるのか。

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バスに揺られて30分、小本駅に到着しました。
2011年8月の訪問以来です。

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元日なので売店兼窓口は休業です。
硬券切符買おうと思ったのに・・・  (・ω・`)

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ホームへの通路に寄せ書き。

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つづく。

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