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2013.01.29

東北乗り鉄、年末年始 03 東北新幹線~八戸線

2013年1月1日、朝の青森駅前です。

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雪は降り続いていますが、吹雪は収まった模様。

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奥羽本線の701系と、つがるE751系。

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青森から一駅で新青森駅、ここで東北新幹線と接続します。

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停車していたスーパー白鳥が雪煙とともに発車! カッコイイ!

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新青森で下車したのは、もちろん東北新幹線に乗り換えるため。

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ホームにはE5系が2編成います。
E2との置換えがかなり進んでるみたい。

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E5のロングノーズに粉雪。 なんか犬みたいね。

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最後尾はグランクラス。 いつか乗ってみたいですわねえ。

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新函館駅(仮称) 方面。 凍結防止の自動散水消雪システムがスゴイ勢いで稼働しています。

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新青森駅付近では、上越新幹線等で使用されている従来の散水消雪システムでは能力不足であったため、水温や吐出量・循環方式などが強化されているらしいです。

よくよく考えれば、豪雪地帯に高速鉄道を走らせてしまう日本の技術者はちょっとオカシイと思う。 もちろん、いい意味で。

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北東北の駅ホームは、屋根があっても雪が積もるのです。

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さあ、新青森を出発!
青森平野から八甲田山系をトンネルで抜けて七戸十和田、そして

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81.8営業キロを25分ほどで走破して八戸に到着。

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八戸で下車して、はやてを見送ります。
高機動ナメクジみたいでカッコイイ。 ( ・∀・)

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八戸で下車したのは八戸線に乗り換えるためです。
八戸線は2010年8月以来2度目、ってリゾートうみねこだ!

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『リゾートうみねこ』 は、八戸駅から宮古駅まで八戸線~三陸鉄道北リアス線を直通運転するジョイフルトレインとして2011年4月から運行される予定でしたが、震災により両路線が破壊されたために運行が中止されてしまいました。 リゾートうみねこは2013年1月現在、八戸線 (八戸~久慈) の普通列車として運行されています。
宮古まで乗りたい! がんばれ三陸鉄道!

普通列車とはいえ、中身はジョイフルトレインなので大きな窓に向けてシートが回転できたりします。

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リゾートうみねこは、指定席1両・自由席2両の編成。
自由席車両の回転シート席が確保できて良かった良かった。

ちなみにこの車両は、大湊線を走っていたジョイフルトレイン 『きらきらみちのく』を転用した物です。


ウミネコ繁殖地として有名な蕪島が見えてきました。
現在の蕪島は陸続きになっていますが、これは太平洋戦争中に海軍が港湾工事で埋め立てたのだそうです。

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蕪島も津波により甚大な被害を受けましたが、蕪嶋神社社殿は無事だったようです。
神社の敷地というのは、必然的に天災に強い地形に存在する (そうでなければ現存しないはず) なので、神社の境内を避難所にするってのは理に適ってますよね。

種差海岸の美しい景色です。

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八戸線は、震災時に一部区間の冠水・線路流失により全線不通となりましたが、翌2012年3月17日のダイヤ改正で全線復旧、被災した在来線では全線復旧の第一号路線となっています。

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震災後の車両には、避難梯子が設置されました。

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景色は次第にリアス式海岸へと変化していきます。

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八戸から2時間弱で終点、久慈駅に到着です。

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あれ?三陸鉄道の改札に出てしまった。 改札が適当ww

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次は復旧途中の三陸鉄道北リアス線を乗り鉄!

つづく。

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2013.01.21

東北乗り鉄、年末年始 02 津軽鉄道ストーブ列車

さて! ようやくストーブ列車の改札です!

って、すげえ混んでます。

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例の如く、観光バスでやってきた団体観光客のみなさん。

餘部橋梁五能線の時みたいになるのか、トホホ・・・ と思っていたら、1号車が貸し切り車両なので2号車には影響ないらしいです。
ナイスですよ津鉄さん!

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津軽鉄道ストーブ列車 ・・・ 津軽鉄道で冬季限定運行される列車。 客車の暖房に石炭ダルマストーブを使用しており、ストーブでスルメを焼いたりすることが可能です。
現在では観光列車扱いですが、この石炭ストーブは客車にスチーム暖房・電気暖房設備が無かったため、実用上の理由で設置されたものです。
使用される車両は、1959年製造のDD35ディーゼル機関車、1948年製造の国鉄オハフ33客車、1954/55年製造の国鉄オハ46客車。
JR北海道の臨時列車、SL冬の湿原号・流氷ノロッコ号などに同様に石炭ダルマストーブを使用する客車がありますが、こちらは観光用に設置されたもののようです。

なお、3号車は通常の気動車なのでこちらはストーブ列車券が無くても乗車できます。

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こちらは津軽半島観光アテンダントの方。 前回とは違う方ですが、こちらもステキな津軽弁を操るバイリンガルなおねえさんです。

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ストーブ列車を牽引するDD35。 SLと同じロッド駆動ですよ!

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何度か説明したことがありますが、『DD』 というのは 『ディーゼル機関車で駆動輪軸が4本』 という意味。 Dieselの『D』・アルファベット4文字目の『D』です。
例えば、『EF』 ならば電気機関車(Electoric Locomotive) ・駆動軸輪6本ということ。
SLのC57やD51のアルファベットも駆動輪軸数を表します。
また、JR貨物の電気機関車に見られる 『EH』 は、2つの車体を1両として運用するため駆動軸輪が 4+4=8本なのです

手動のドア (ボタンを押す自動ドアという意味ではなく本当に普通のノブ付き木製ドア) を開けてデッキに入ると、手動ブレーキです。
『オハフ33』の『フ』は手動ブレーキ付き車両、という意味なのです。
『オ』は重量階級(大型)、『ハ』は三等客車(イロハ)です。

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客車の中はこんなん。

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2台あるストーブは点火済みですが、暖房設備はこいつだけなのでストーブから遠い席は実は寒いのです。

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茶・酒・煎餅・スルメなどが車内販売されます。
とりあえずストーブ酒購入していよいよ発車。

この客車、隙間から雪が吹き込むよ!(゚Д゚;)

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車掌さんが手慣れた感じで石炭を補充してくれます。

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50分ほどで終点、津軽中里駅に到着。

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折り返し運転のため、機関車を付け替えます。
最後尾がこの状態で走行というのもなかなかイカス。

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20分ほどで往路発車です。

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往路は比較的空いていたので、ストーブ横の席を確保できました。

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車内販売のおっちゃんにスルメを焼いて貰います。

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当たり前のことですが、生肉などの脂物を焼くのはダメです。

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焼いたスルメで一杯。 一人だと多いので残りはテイクアウト。
この後の旅程、ずっと鞄の中がイカ臭かったです。

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また吹雪。 このあたりは地形的に吹雪きやすいのだそうな。

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ほろ酔いで五所川原に帰還。 ストーブ列車、面白かった!(*´∀`)

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機関車が離れていきます。  (´∀`) ノ゛

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さて、日没も近いのでさっさと青森へ戻ることにします。

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川部駅で奥羽本線に乗り換え。

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雪国の夜の駅はステキよね。

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夜の青森駅に到着。 485系白鳥と青森ベイブリッジ、カッコイイ。

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大晦日の青森駅前です。

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もっそ吹雪いてる・・・

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駅蕎麦食べようとしたら、大晦日閉店でギリギリで食えず!
旅先の年越しはいつもこんな目に遭うのです。

つづく。

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2013.01.16

東北乗り鉄、年末年始 01 東北新幹線・東北本線

東北年越し乗り鉄のログでございます。


2012年12月30日、のぞみで名古屋から東京へ。

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東京から東北新幹線やまびこ。 E5系初乗車です。ヽ( ・∀・)ノ

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指定席を取ってなかったんですが、ギリギリ座れました。

★東北新幹線の基礎知識
東北新幹線の列車には、 『はやぶさ』 『はやて』 『やまびこ』 『なすの』 があり、東海道新幹線の列車に例えると 『はやぶさ』 『はやて』 = 『のぞみ』、そして 『やまびこ』 『なすの』 = 『ひかり』 『こだま』 に相当します。
また、秋田新幹線の 『こまち』 は東京~盛岡間を 『はやて』 と連結されて運行されるので仙台・盛岡で乗下車する場合は 『こまち』 に乗るのもアリです。
それから、東北新幹線に乗車する際に気をつけなければならないのが 『はやぶさ』 『はやて』 『こまち』 は 全席指定席なので指定券が無いと乗車できない こと。
デッキに立って乗ったりするのも原則ダメなのですが、救済措置としてに 『立席特急券』 なるものが存在します。 こいつの発売条件を書くと長くなるのであとは各自でググれ!

2013年1月現在、東北新幹線で使用されている車両はE2/E5系、そして秋田・山形新幹線のE3系。 旧型の200系/E1系は定期運用終了、E4系Maxは東北から撤退して上越新幹線で運用中、そして2013年3月から 『こまち』 E3系の後継、『スーパーこまち』 E6系が投入されます。

はやてE5+こまちE3の通過動画 → 130114e5e3e2.wmv (7.1MB)130114e5e3e2_2 ━━━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!!!

撮影は福島駅。 左側ホームに停車しているのは山形新幹線つばさE3系、はやてこまち通過後に見える車両は東北新幹線やまびこE2系です。

E5+E6の緑赤編成が早く見たいです。 (・∀・)(・∀・)(・∀・)(・∀・)=3


で、今回のGPSログ。
5日間、鉄道&路線バスで2,400km移動しました。


より大きな地図で 121230東北 を表示

三陸沿岸は震災前に2度、震災後の11年夏に訪れて以来4度目。
今回の旅は津軽鉄道ストーブ列車、そして三陸海岸復興応援視察・お布施落銭が目的なのです。


福島駅でE5系から下車。 雨降りで予想より暖かいです。

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ここからは毎度おなじみ、青春18きっぷで東北本線を北上します。

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1時間半ほどで仙台に到着します。

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仙台駅から、出来心で新幹線!
こういう乗り方は無駄に運賃がかかるのでオススメしません。

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E2系やまびこで盛岡。 北上あたりから雪に変わりました。

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夕闇の盛岡からは、IGRいわて銀河鉄道に乗車します。

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IGRは東北本線の盛岡~目時(めとき)間を三セク化した鉄道会社。
開業10周年を記念したフリー切符『ありが10きっぷ』が発売されていたのでそれを利用させていただきました。 目時まで通常\2,300なのでこれはかなりオトク!
(この企画切符はすでに販売終了しています)

2時間弱で八戸に到着。

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目時以北の青森県区間は三セク『青い森鉄道』なのですが、盛岡から直通運転している列車もあるので一気に八戸まで行けるのです。
ただし、今回のフリーきっぷはIGR区間のみ有効なので、目時~八戸の分は別精算になります。

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青い森鉄道の目時~八戸駅間も開業10周年。
2010年12月、東北新幹線八戸~新青森開業と同時にJR東北本線八戸~青森駅間が青い森鉄道に移管されています。

余談ですが、2012年冬の青春18きっぷでは、『途中下車しない限り、青い森鉄道にも乗車できる』 という特例があります。 これは、三セク移管により八戸線・大湊線と接続するJR在来線駅が無くなってしまったことへの救済措置と考えられます。 よって、青森・野辺地・八戸以外の駅では下車することはできないルールなのです。
さらに余談ですが、奥羽本線の青森~新青森も特例区間でして、18きっぷで特急列車に乗車できたりします。

※これらの特例はシーズンごとに変化しますので、18きっぷ購入時に添付される案内をよく読んでください


翌朝の八戸。 晴れ。

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ふたたび青い森鉄道に乗車、青森を目指します。

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大湊線の分岐駅、野辺地を通過。 あのときはキツかったなぁ・・・ と回想していたら強風で浅虫温泉まで減速運転。 ここいらは難所なんですねえ。

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八戸から1時間半、やや遅れて青森駅に到着。
青い森鉄道のモーリーは、なかなかの良キャラだと思います。

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青森駅から、JR奥羽本線に乗り換え。

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青森から40分、川部駅でまた乗り換え。 なんか吹雪いてきた・・・

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川部といえばそう、五能線です。

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五能線は3度目の乗り鉄です。 リンゴ畑の落ち葉で車輪が空転して速度が出ず、運転士さんが悪戦苦闘。 ガンバレ。

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そして地吹雪タイム到来。
美しい岩木山は全く見えません・・・

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五所川原から先は大雪のため運休、乗客全員強制下車。
ギリギリ目的地まで辿り着けて安堵です。

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冬の五所川原は初めてなのです。

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五所川原から先へ向かうJRの代行バスが発車していきます。
当然にように代行手段を用意してくれるのがJRの凄いところ。
これって当たり前のことじゃなくて、スゴいことなのですよ!

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さて、JR五所川原駅の隣にあるのは津軽鉄道の津軽五所川原駅。

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今日は津軽鉄道名物・ストーブ列車に乗りに来たのです。
津軽鉄道は、2011年夏に乗り鉄して以来!

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ストーブ列車は1日3往復運行、次の列車発車まで2時間。
とりあえずストーブ列車券 (ストーブ車両に乗車するのに必要) を購入しておきます。

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2時間ヒマなので、駅から徒歩10分の立佞武多の館へ。 ここは3回目の訪問なのですが、駅から徒歩で行けるスポットはここくらいだし、五所川原の『たちねぷた』は何度見てもオモシロイので行ってみます。

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平成24年のねぷたは東京ドーム出陣中で見られず。 残念!

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つづく。

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2013.01.03

意外と指定席が空いていたりします

意外と指定席が空いていたりします
意外と指定席が空いていたりします
雪の福島から東京まで、鈍行で5時間。
あとはこだまに乗ります。ブルジョワ!
以上、終了。

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2013.01.02

むかし、あったずもな

むかし、あったずもな
釜石から、雪降る遠野。
語り部さんからお話を聴く。
そして新花巻から福島へ。

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2013.01.01

三陸海岸南下中、小本駅

三陸海岸南下中、小本駅
三陸海岸南下中、小本駅
新青森から八戸まで新幹線、八戸線で久慈、そして三陸鉄道北リアス線。
田野畑〜小本は復旧していないので路線バスで乗り継いできました。

宮古からさらに釜石へ向かうのですが、山田線沿岸部も復旧してい
ないのでこれまた路線バスです。

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