東北乗り鉄、年末年始 02 津軽鉄道ストーブ列車
さて! ようやくストーブ列車の改札です!
って、すげえ混んでます。
例の如く、観光バスでやってきた団体観光客のみなさん。
餘部橋梁や五能線の時みたいになるのか、トホホ・・・ と思っていたら、1号車が貸し切り車両なので2号車には影響ないらしいです。
ナイスですよ津鉄さん!
津軽鉄道ストーブ列車 ・・・ 津軽鉄道で冬季限定運行される列車。 客車の暖房に石炭ダルマストーブを使用しており、ストーブでスルメを焼いたりすることが可能です。
現在では観光列車扱いですが、この石炭ストーブは客車にスチーム暖房・電気暖房設備が無かったため、実用上の理由で設置されたものです。
使用される車両は、1959年製造のDD35ディーゼル機関車、1948年製造の国鉄オハフ33客車、1954/55年製造の国鉄オハ46客車。
JR北海道の臨時列車、SL冬の湿原号・流氷ノロッコ号などに同様に石炭ダルマストーブを使用する客車がありますが、こちらは観光用に設置されたもののようです。
なお、3号車は通常の気動車なのでこちらはストーブ列車券が無くても乗車できます。
こちらは津軽半島観光アテンダントの方。 前回とは違う方ですが、こちらもステキな津軽弁を操るバイリンガルなおねえさんです。
ストーブ列車を牽引するDD35。 SLと同じロッド駆動ですよ!
何度か説明したことがありますが、『DD』 というのは 『ディーゼル機関車で駆動輪軸が4本』 という意味。 Dieselの『D』・アルファベット4文字目の『D』です。
例えば、『EF』 ならば電気機関車(Electoric Locomotive) ・駆動軸輪6本ということ。 SLのC57やD51のアルファベットも駆動輪軸数を表します。
また、JR貨物の電気機関車に見られる 『EH』 は、2つの車体を1両として運用するため駆動軸輪が 4+4=8本なのです。
手動のドア (ボタンを押す自動ドアという意味ではなく本当に普通のノブ付き木製ドア) を開けてデッキに入ると、手動ブレーキです。
『オハフ33』の『フ』は手動ブレーキ付き車両、という意味なのです。
『オ』は重量階級(大型)、『ハ』は三等客車(イロハ)です。
客車の中はこんなん。
2台あるストーブは点火済みですが、暖房設備はこいつだけなのでストーブから遠い席は実は寒いのです。
茶・酒・煎餅・スルメなどが車内販売されます。
とりあえずストーブ酒購入していよいよ発車。
この客車、隙間から雪が吹き込むよ!(゚Д゚;)
車掌さんが手慣れた感じで石炭を補充してくれます。
50分ほどで終点、津軽中里駅に到着。
折り返し運転のため、機関車を付け替えます。
最後尾がこの状態で走行というのもなかなかイカス。
20分ほどで往路発車です。
往路は比較的空いていたので、ストーブ横の席を確保できました。
車内販売のおっちゃんにスルメを焼いて貰います。
当たり前のことですが、生肉などの脂物を焼くのはダメです。
焼いたスルメで一杯。 一人だと多いので残りはテイクアウト。
この後の旅程、ずっと鞄の中がイカ臭かったです。
また吹雪。 このあたりは地形的に吹雪きやすいのだそうな。
ほろ酔いで五所川原に帰還。 ストーブ列車、面白かった!(*´∀`)
機関車が離れていきます。 (´∀`) ノ゛
さて、日没も近いのでさっさと青森へ戻ることにします。
川部駅で奥羽本線に乗り換え。
雪国の夜の駅はステキよね。
夜の青森駅に到着。 485系白鳥と青森ベイブリッジ、カッコイイ。
大晦日の青森駅前です。
もっそ吹雪いてる・・・
駅蕎麦食べようとしたら、大晦日閉店でギリギリで食えず!
旅先の年越しはいつもこんな目に遭うのです。
つづく。
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