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2012.05.30

やおつ

岐阜県加茂郡八百津町、旧八百津発電所の貯水槽跡。
ダムではなく、水路式の水力発電所です。

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八百津発電所は1911年(明治44)に建設された木曽川水系の水力発電所で、日本の水力発電黎明期を支えたプラント。 この旧八百津発電所資料館には当時の水車と発電機がそのまま保存されています。

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発電所建設当時の日本には高度な技術力が無く、水車はモルガン・スミス社製、発電機はGE社製でしたが、大正時代に

水車が破裂 → 電業社製の水車に交換
発電機の出力不足 → 芝浦製作所のオーバーホールで出力28%UP

と、日本の技術者らしい経緯を辿っています。

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そんな八百津発電所ですが、1955年に完成した丸山ダムの丸山発電所、そして1971年の新丸山発電所の完成により、1974年(昭和49) に稼働を終了しました。

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余談ですが、この丸山ダム沿岸部には国道418号線の酷道区間が存在します。

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TEAM酷道さんとこでも熱く報告されているこのルートは、新丸山ダム建設で水没する運命にあるようです。

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バイパスが開通しているので、恵那方面に抜けることは可能ですが、このあたりの秘境っぷりは半端無い・・・

いずれバイクで徘徊してみようと思います。

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