東北乗り鉄、復興祈念 02 津軽鉄道
津軽鉄道の津軽五所川原駅は、JR五所川原駅と隣接しています。
というか改札を抜けると一旦JRのホームに出る構造です。
地方のJR・私鉄接続駅によくある、脱衣場は別々だけど中は混浴、みたいなアレです。
津軽鉄道 ・・・ 津軽五所川原~津軽中里の20.7kmを結ぶ津軽鉄道線を運営する私鉄で、2011年現在で日本の最北に位置する私鉄旅客鉄道線です。
冬期に運行されるストーブ列車で有名。 オフィシャルサイトはこちら (音声に注意)。
より大きな地図で 110817日本海・東北乗り鉄 津軽鉄道 を表示
--------------------------------------------------------
切符売り場兼待合室。 自動券売機なんて物はありません。
JRのホームから見るとこんな感じ。
津軽鉄道は一番奥の3番線です。
使用されるのは比較的新型のワンマン気動車、走れメロス号。
あ、タブレットだ。
メロスが出てくるのは、もちろん津軽出身の太宰治にちなんでのこと。
津軽鉄道の切符は昔懐かしの硬券、もちろん改札鋏。
ちなみにこの切符は下車後、『記念にお持ち帰り下さい』 と駅員さんが言ってくれたのでありがたく頂戴しました。
おや、乗車するのはこの車両じゃないみたい。
手旗誘導でもう1両入線してきます。
同型の車両が来たので、こいつに乗り込みます。
8月いっぱいまで風鈴列車、土鈴の音を響かせながら発車です。
奥にいるのは奥津軽トレインアテンダントのお姉さん。
(津軽弁で) アナウンス・ (津軽弁で) 観光ガイド、そして乗客と世間話までこなします。
--------------------------------------------------------
極寒冷地らしく、ポイントにスノーシェッド。
凍結による動作不良を防ぐのです。
津軽平野を走ります。
列車交換駅 (上下すれ違いできる駅) 、金木駅。
ここでは腕木式信号機が現役! 宮沢賢治の世界だ・・・。
45分ほどで終点、津軽中里に到着。
前述の通り、津鉄は最北の旅客私鉄。
※私鉄の定義にもよりますが、2011年現在、北海道にはJR・市営・私鉄貨物しか無いので一般的には津鉄が最北になります。
ただ、北海道新幹線が開業→在来線が3セク化されると・・・。
ここで下車するとこんな証明書がもらえます。
津軽中里はスーパーと合体した駅舎。
うーん、雨で散策ができない・・・
--------------------------------------------------------
さて、同じ車両で五所川原まで折り返します。
先ほどは書きそびれてましたが、この車両は 『走っけろメロス号』。
車内に 『走れメロス・津軽弁翻訳版』 が掲示されてます。
ちなみに津軽弁単語集の掲示された 『けっぱれメロス号』 も絶賛運行中みたいです。
これ、活字だから何とか理解できるけど、音声ならサッパリ聞き取れない自信があります。 津軽ネイティブ同士の会話は難解すぎる・・・
安心の翻訳つきです。
津軽弁は不思議とカッコイイ。
余談ですが、津軽のDydo自販機にはもちろん津軽弁バージョンがあります。
--------------------------------------------------------
五所川原へ戻ってきました。
ホームにストーブ列車の客車が停まっています。
駅員さんに聞いたら見学OK、とのことなので車内へ。
おぉ、これが噂のダルマストーブ!
今でこそ観光列車化していますが、本来は暖房設備の無い客車で乗客が暖を取れるように、と造られた物です。
乗車中にスルメ焼いてもOKなんだぜ!
冬にまた来ます! 絶対!
--------------------------------------------------------
五所川原で微妙に時間があったので、立佞武多の館へ。
去年も見学しましたが、これは何度見ても凄い。
がんばろう、東北。
つづく。
「道中記 本編」カテゴリの記事
- フランス 05 その他(2015.05.25)
- フランス 04 Catacombes de Paris(2015.05.17)
- フランス 03 Mont Saint-Michel(2015.05.03)
- フランス 02 Paris Gare de Lyon(2015.04.19)
- フランス 01(2015.04.05)