長野電鉄 03 須坂~屋代 (屋代線)
おそらく、最初で最後の屋代線です。
屋代線は千曲川東岸を遡ります。
このルートは上信越自動車道・国道403号線とほぼ同じ。
この屋代線(屋代~須坂)は、1922年(大正11年)に長野電鉄の前身である河東鉄道が最初に開業した路線であり、長野電鉄のルーツとも言える路線です。 また、2002年の木島線※ 廃止までは、 『屋代~須坂~信州中野~木島』 が河東線と呼ばれており、本来屋代線は河東線の一部でした。 それまで 『屋代線』 は 『屋代~須坂』 間の通称名でしたが、木島線廃止時に正式名称に変更されています。
※ 木島線も 『信州中野~木島』 間の通称であり、正式には河東線の一部でした。 木島線(通称)廃止の時に、『長野~須坂=長野線』 『須坂~信州中野=河東線』 『信州中野~湯田中=山の内線』 のラインが 『長野線』 で統一されています。 ややこしい・・・
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綿内駅。 シブイ。
信濃川田駅。 基本構造は同じです。
こーゆー駅でボケッとしたい。
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列車は松代方面へ。
直線区間は意外と速度を出します。
踏切多すぎる。
屋代線の主要駅・松代。 駅前は松代海津城です。
岩野駅。 この写真だと秘境っぽいですが、すぐ脇に国道が走っているのでさほどでもありません。
そうか、6月は麦の実る季節でした。
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東屋代を過ぎると、長野新幹線と交差します。
そして、しなの鉄道 (旧JR信越本線) と併走し始めます。
終点、屋代が見えてきました。
屋代駅は、しな鉄との共同駅。
端っこの5番線が長電屋代線ホームです。
木造ホームが渋い。 けど、これも撤去されちゃうのかな・・・
屋代駅到着、長野電鉄完乗です。
改札へ向かう跨線橋は木造!
しな鉄の1番線ホームから見た屋代線ホーム。
屋代駅外観はこんなん。 ベッドタウンにありがちな駅舎です。
屋代駅前。 電線が無くてきれいな町並み。
屋代線時刻表。
やっぱ30分に1本は無いと利用するのは厳しいよなぁ。
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折り返し列車に乗るために戻ります。
長電ゾーンに入ると、急に昭和な世界になるのが面白い。
過去、この屋代駅から国鉄・JRの列車が乗り入れて、東京方面から湯田中温泉への直通臨時列車が走っていたこともあったようですが、信越本線碓氷峠区間の廃止やモータリゼーションの波により、今は昔となっています。
こーゆー手書き系フォントはデータベース化して欲しい。
冬は地味にキツそうな木造待合室。
さて、屋代駅ともお別れです。
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須坂到着。 さよなら、屋代線。
長野駅に戻ってきました。
そうか、長電バスのカラーリングは伝統のりんごカラーだったのか。
おわり。