冬の道北、礼文島・サロベツ原野 07
吹雪の音威子府に降り立ちます。
音威子府(おといねっぷ) ・・・ 上川支庁に属する村。 音威子府の語源はアイヌ語の『オ・トイネ・プ = 濁りたる泥川、漂木の堆積する川口、または切れ曲がる川尻』。
『蝦夷地・アイヌモシリ』 が 『北海道』 と命名されたきっかけの地とされています。
09年時点での人口は898名で道内でもっとも住民の少ない自治体。 寒暖の差が激しく、夏期は摂氏30度、冬期は氷点下30度になることもあり、道内有数の豪雪地帯でもあります。
かつては音威子府から国鉄天北線が分岐し、鉄道の街として栄えていましたが、現在は温泉・スキー場・木工芸品でアピールをする村となっています。
駅改札の行き先が木工。
待合室に天北線資料館があります。
天北線 ・・・ 音威子府からオホーツク海岸の浜頓別(はまとんべつ) 経由で南稚内に至る路線で、1989年に廃線となっています。 1922年の開通時には、現在の宗谷本線(幌延・豊富経由の路線)は開通しておらず、当時はこの浜頓別経由の路線が宗谷本線と呼ばれていました。 1926年に幌延・豊富経由の路線が開通するとこちらは天塩線と命名され、1930年に天塩線が宗谷本線に編入されると浜頓別経由の路線は北見線と呼称されるようになります。 そして1942年に北見市が誕生すると 『北見線なのに北見市を通らない路線』 (北見市を通るのは石北本線) と紛らわしい状態になったため、1961年に天北線と改称されました。
↓左側が現在の宗谷本線、右側の迂回しているのが天北線。
今は亡き天北線を偲ぶことができます。
タブレットはお約束。
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駅蕎麦も閉まってしまったので、外に出てみます。
↓駅前。 地吹雪です。
駅から徒歩1分で国道275号線に出ます。
音威子府から浜頓別まで延びるこの国道は旧天北線ルート。
羊羹が名物らしいです。 喰いたし。
歩いてすぐの所に、道の駅「おといねっぷ」。
売店・食堂は閉まってます・・・
近くに、コンビニとスーパーと雑貨屋が合体した店舗が。
地獄に仏的存在です。 菓子パン&コーヒー購入♪
地吹雪の中、駅へ戻ります。 (中央奥に見えるのが駅舎)
ごめん、吹雪が凄くてこれ以上散策する気になれない・・・
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1341、これから乗車する稚内行き普通列車が到着していますが発車は1355。 帰省客で混んでてどうせ座れないので、向かいホームの除雪車を見学しに行きます。
豪雪地帯の頼れる兄貴、DE15ラッセル機関車です。 カッコイイ。
早速出動していきました。 ( ・∀・)゜+.゜
そろそろ乗車、てか 吹雪がスンゴイですよ。
1355音威子府を発車、稚内まで3時間・130kmを引き返します。
除雪作業、ごくろうさまです! (`・ω・´)ゞ
つづく。