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2010.05.29

四国周遊10 別子銅山

新居浜駅からレンタカーで1時間弱、細い山道を登って別子銅山です。
ここはマイントピア別子・東平(とうなる) ゾーン。

『東洋のマチュピチュ』 のキャッチコピーで俺のハートを鷲掴みにした東平貯鉱庫・索道停車場跡です。 ↓画像クリック拡大

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上から見るとこんなん。 (゚∀゚)!

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別子銅山(べっしどうざん) ・・・ 愛媛県新居浜市にあった銅鉱。 江戸時代に発見され、住友一族の経営により一時は世界最大の銅産出量を誇りましたが、1973年に閉山されました。 先述の通り、この銅山は住友財閥のルーツであり、皇居の楠木正成像は別子の銅を用いて造られています。

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↑のマリオっぽい物は索道(リフト)停車場跡。
かつてここは、屋根に覆われた巨大建築物だったようです。

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花崗岩造りの貯鉱庫は1905年(明治38年) の建築と言われています。

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別子銅山最盛期には、この険しい山岳地帯の東平地区に3800名の鉱山関係者とその家族が住み、学校・病院・電車までもがありました。

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長崎の軍艦島と全く同じ歴史を辿った、近代遺産です。

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赤煉瓦の建物はかつての保安本部、現在はマイン工房(銅板レリーフ制作体験施設)になっています。 また、保安本部から延びるこの階段の下は、通洞を走る電車のプラットホーム跡です。

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東平から見える新居浜市街と瀬戸内海。

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よくぞここに街を築いたものです。 ただただ、凄いと思う。

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さて、脇道に入ると娯楽場・病院跡とのことなので行ってみます。

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娯楽場!  ガーン!

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資料館の模型によると、かつてはこんな感じだったようですが・・・

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ラピュタ状態です。

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※このあたりはあまり整備されてないのでトレッキングシューズを履いてないと厳しい

次は病院跡。

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門しかない!

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廃墟というレベルじゃなくて、ここで働いていた人々、この街で育った子供たちが、当時どんな暮らしをしていたのか、そんな痕跡や匂いが全て消え去っていて。

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もし、自分の生まれ育った街が、こんな風に消えてしまったとしたら、それはとても哀しい事だと思います。

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脇道をぐるっと回ると、再現された社宅跡。

傾いてるゥー!! ('A`)

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これも傾いてるゥー。 ('A`)

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もう一つの社宅は、潰れてるゥー。 ('A`)

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再現したのに廃墟化してるって、レベル高いな・・・。

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今度は登山道方面へ登ってみます。

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これは旧東平第三変電所。 通洞を通る電車のための変電設備です。

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どうやら中に入れるっぽい。

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中は宿泊施設っぽく改装されていますが、廃墟状態。

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小綺麗にはなっていますが、見学用に整備されているとは言い難い状態です。

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階段は昇れるっぽいので、昇ってみます。

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どうも畳敷きの2階を後付けで造ったっぽい。

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床板が抜けそうでおっかないので、早々に下へ降ります。

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煉瓦造りは、やっぱりイイ。

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変電所のそばに第三通洞跡。
先ほどの保安本部から電車がこの中まで走っていたのです。

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キーストーン(要石) に住友の井桁が。

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中は入れませんが、レールは今でも残されているようです。

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近年まで、ほぼ放置状態で風化していた別子銅山の遺構は、現在産業遺産として見直され、整備が進められています。

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本当に、こんな山の中に街があったなんて。

つづく。

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2010.05.27

四国周遊09 松山城下

5/2、改めて松山城下散策。
とりあえず路面電車で県庁前へ行きます。

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さ、松山城へ!

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松山城ロープウェイ駅舎には、『坂の上の雲のまちスペシャルドラマ館』が併設されてます。 それと顔ハメ。

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松山城は高知城と同じく平山城、こちらはロープウェイorリフトで城へ昇るのです。

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本当はリフトに乗りたかったけど、リュック背負ってるのでロープウェイに搭乗します。

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数分で本丸に到着、降り口にも顔ハメ。 No.88です。

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しばらく歩くと松山城天守が見えてきます。
左が小天守、右が大天守です。

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松山城は姫路城と同じく連立式城郭。
天守は、1603年建築→1635年改築→1779年落雷で焼失→1835年再建で、日本最後の完全な城郭建築だそうです。

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本丸からの眺めもイイ。

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天守から本丸方面。

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平山城をこれだけ実感できる城も珍しいと思います。

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本丸広場では坊ちゃん・マドンナたちと記念撮影可能。

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ハイカラさんスタイルは嫌いじゃないですよ、ええ。

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下りは黒門口登城道、江戸期はこちらが正規の登城ルートだったらしいです。

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鳥の囀る小径を下ります。

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黒門から出ると二ノ丸跡、丘の頂上に見えるのが天守、麓にあるのは二ノ丸史跡庭園です。

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てくてく歩くとNHK松山放送局。

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やっぱ坂の上の雲がイチオシみたい。

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JR松山駅に戻ってきました。

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駅の食堂で腹ごしらえして、お土産購入です。

この柑橘系ラブリーキャラは、現在J2のサッカークラブ愛媛FCのマスコットキャラの1人 『たま媛ちゃん』、一緒の宇宙人は愛媛銘菓のタルトをモチーフにした『タルト』。

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愛媛FCの『オ~レくん』『たま媛ちゃん』『伊予柑太』のデザインは、松山出身の漫画家・能田達規氏。 代表作の『おまかせ! ピース電器店』『ORANGE』は私の大好きな漫画です。 今も実家に単行本が保管してあるハズ。
twitterでフォロー返してもらえて感激♪

※伊予の早曲がり・・・信号が青に変わった直後に急発進して右折する違反行為。 愛媛に多いらしいのでこう呼ばれるらしいですが、長野県も多いと思います。

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1220、しおかぜ18号で松山ともさよならです。

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予讃線は瀬戸内海沿いの工業地帯を抜けて・・・

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新居浜からはレンタカーを借りて、住友財閥のルーツ・別子銅山へ向かいます。

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つづく!

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2010.05.25

四国周遊08 宇和島・松山道後

ハゲから予土線を西進します。

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ここいらも沈下橋がたくさん見られますが、崩壊してそのまま放置されている沈下橋もあります。

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ちょっと草で隠れてますが、これも破壊されてます。

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橋脚しか残っていないものも・・・

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あー、これは近くでじっくり見てみたいなあ。

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山岳地帯を抜けます。

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この区間は、かつて軽便鉄道だった宇和島鉄道が走っていた路線なのでカーブが異常に多く、列車は徐行ペースでノロノロ進みます。

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1527、終点の宇和島に到着。

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駅前のSLは、先述の宇和島鉄道(1914-1933) で使用されていた機関車のレプリカだそうです。

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宇和島は駅前散策のみで、1603発の特急しおかぜ28号に乗車。
ついにアンパンマンに搭乗か・・・

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1号車の半分はアンパンマンシート・・・

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俺はもう半分のグリーン席ですが、改札スタンプがアンパンマン・・・

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車内アナウンスはもちろんアンパンマンで旅情タップリ

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アンパンマン列車は予讃線を爆走。
みかん畑が点在して愛媛っぽくなってきました。

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脳内BGMは当然、みかんのうた

( ・∀・) ミカン! ミカン! ミカン!

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1726、松山駅に到着です。

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高知が龍馬伝なら、松山は坂の上の雲

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松山も路面電車! いよてつの坊ちゃん列車だ!

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そして、伊予鉄道の路面電車と郊外電車が平面交差するクロッシングポイント。
高知のは路面電車同士でしたが、こちらは路面電車と普通鉄道が交差する、非常に珍しいモノ。

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まあ、その筋の人たち以外にはどうでもいいことだと思いますけど、

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『路面電車が踏切待ち』 という珍妙な光景が見られるのです。

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松山城趾からJR松山駅方面。

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堀にぶつかるので軌道が曲がってます。

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伊予鉄の松山市駅前。 こちらの方が駅前っぽいな。

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駅前のカプセルホテルにチェックインして、路面電車で道後温泉へ。

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ビジホ取りたかったけど、1ヶ月前でもカプホしか取れませんでした・・・
道後温泉パワー恐るべし。

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路面電車にぐりぐり揺られて、道後温泉駅。
伊予鉄の路面電車は、古い車両と新しい車両が混在していてオモシロイ。

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駅前からアーケードが続いてます。

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弁士っぽいおっちゃんが元気よく喋ってたりして、気分は明治文士♪

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アーケードを抜けると、道後温泉本館です。

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夏目漱石に愛され、『坊ちゃん』にも登場するこの共同浴場は明治27年の建築で、重要文化財・近代化産業遺産に指定された今も営業を続けています。

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観光客で混み合ってますが、それを差し引いても良い風情。

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湯に浸かるだけなら良いのですが、二階席・三階席で寛ごうとするとこの行列・・・。

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『皇室専用浴室』や『坊ちゃんの間』を見学したかったけど断念です。

混みすぎてて、中は芋洗い状態・・・

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温泉地には欠かせない、顔ハメ発見。

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No.86に追加です。

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さっぱりして宿へ戻ります。

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車両上部の標語は、松山市の振興事業『ことばのちから』に応募された作品群。
方言でこーゆーこと言われると、8割り増しでグッと来ます。

こんなのがあるから、地方巡りはやめられません・・・

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道後温泉駅もカッコイイよね!

つづく。

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2010.05.23

四国周遊07 四万十・沈下橋

5/1、高知市を発ちます。
ホームに停車しているのはアンパンマン列車。

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高知駅ホームから見た土電。 もうアンパンは飽きた・・・

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ホームはこんなんです。
高知駅は土讃線しか無いのでこんなん。

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窪川・宇和島方面。
電化されてないので電線が無くて妙にすっきりしてます。

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821発のしまんと1号に乗車。

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四国グリーン紀行は、その名の通りグリーン席乗り放題なのでグリーン車に座ります。 3列シートなので広々。

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列車は太平洋岸を進みます。

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926、窪川駅で下車。

特急の南風・しまんと・あしずりは、三セクの土佐くろしお鉄道に移管されている中村・宿毛(すくも) まで直通運行しています。 また、窪川から宇和島・松山方面へ行くには、窪川~若井のくろ鉄区間を通りますが、この路線の列車も窪川~宇和島直通運転を行っています。

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窪川から普通列車に乗り換え。 というか、この予土線(しまんとグリーンライン) に特急列車の設定がありません。

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予土線は四万十川沿いに進みます。
景色がサイコーに (・∀・)イイ!!

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おっ! 沈下橋だ!

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四万十は本当に景色が素晴らしい。

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1049、半家駅で下車します。

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ここはハゲ駅。

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ガチハゲです。

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集落があるんで秘境じゃありませんが、店舗の類は一切無くてのどかな感じです。

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駅から階段を下ると国道381号線に出ます。
※国道沿いに自販機あり

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国道から見た駅。 これも駅に見えないよな・・・

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国道を左に、高知方面へ歩いていきます。

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15分ほどブラブラ歩くと、沈下橋!

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沈下橋 ・・・ 増水時に水没してしまう橋のこと。 水没時の流木等による橋の破損を防ぐため欄干などは一切無いため安全性は低いが、建設コストが低く抑えられるのがメリット。 九州・四国に多く見られる。

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この沈下橋は半家沈下橋。 すぐ横に新しい橋が架かっているので、この橋はあまり使われていないみたいです。

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歩いてみる。 川の上は遮蔽物がないので風が強くて気持ちいい!

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橋の上に寝そべってボケッとするのが楽しい♪

そしてすぐ横の半家大橋へ。

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大橋から見た半家沈下橋です。

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様になるな~。

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駅に戻ってきました。

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今度は右手へ。 国道を1.5kmほど歩くとまた沈下橋!

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こちらは長生(ながおい)沈下橋、昭和35年架橋だそうです。

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沈下橋にはママチャリがよく似合ふ。

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こっちの橋は現役バリバリなので車も渡ります。 (・∀・)!

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沈下橋は川面に近いのでキモチイイ。

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河原から見た沈下橋。 イイネイイネ!

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天気がよくて本当に良かった・・・

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沈下橋は、新しい橋の建設や安全性の問題もあり、数が減っているそうです。
ですが、この景観を消してしまうのは非常に惜しいと思います。
なんとかこの素晴らしい橋たちを後世まで残していきたいものですね。

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駅に戻ってきました。

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3時間半も半家を堪能したのでもう充分です。

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つづく!

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2010.05.21

四国周遊06 高知歴史探訪2

駅前から40分ほどバスに揺られて、桂浜。

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「美保の松原」の3倍くらいのスケールでなかなかよろし。

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竜王岬の先端にある海津見・早高神社に登ってみます。

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いいじゃないの、いいじゃないの!

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反対側の西浜もキレイじゃないの。

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桂浜に通じる道は大渋滞、交通規制もかかってるみたいです。

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マイカーで桂浜に行くのはオススメできません。

バスの運ちゃんが急遽回避ルートを通ってくれたおかげで、渋滞に巻き込まれずに済みました。 ありがとー!

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ところで、桂浜水族館に小さな顔ハメ。 No.85です。

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歴史人物系顔ハメの数は、その人物の人気と比例しますね。

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四国の覇王・長宗我部元親の築いた浦戸城跡方面へ登って、坂本龍馬記念館。 展望台から西浜が見下ろせます。

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山内一豊が高知入城する以前は、ここいらが土佐の中心地だったようです。

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さて、浜へ下って坂本龍馬像!

全高13.4m、すごく…大きいです…

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横にある足場は、龍馬像建立80周年『龍馬に大接近』特設展望台。
4/3~5/30までの限定イベントです。

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もちろん登ってみました。

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おおおおおおおお。

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龍馬、でかい。

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珍しいアングルで撮れて、満足満足。

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高知駅前に戻ってきました。

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土電沿いの道に、坂本龍馬誕生地。

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そして、すぐそばに龍馬の生まれたまち記念館があります。
19:00まで開館してるので見学できました。

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中では龍馬と一緒にくつろげたりします。

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記念館の近所に龍馬郵便局が。 もう何でもアリだな。

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『荷物を送るなら、ゆうパックぜよ』

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陽が暮れて、アーケード。

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鰹を肴に、一杯やって寝る。

龍馬や幕末~維新の歴史が好きなら、是非高知を訪れてみて下さい。すごく面白いです。 逆に維新志士への興味や知識が無いと、あまり楽しめないかも知れないですね。
ただ、鰹がウマい。今度は脂の乗った秋鰹を食べに行きたいナー。

つづく。

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2010.05.19

四国周遊05 高知歴史探訪1

4/30、今日は高知散策、高知駅からスタートです。

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駅前には 『土佐・龍馬であい博』のメイン会場、『高知・龍馬ろまん社中』 があるので、まずはこちらを見学。
残念ながら中は撮影禁止です。

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中身はNHK大河ドラマ龍馬伝の展示がメイン・・・。

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さて、高知と言えば路面電車、土佐電鉄

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駅前から乗ると、武田鉄矢のアナウンスが流れます。 ヽ( ・∀・)ノ

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路面電車は、バスや地下鉄と違って乗っててオモシロイので好き。

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はりまや橋で乗り換えて、高知城です。

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1603年に山内一豊が築いたこの城は、1727年の大火で焼失しましたが、1749年に天守閣を再建、維新後の廃城令や戦禍をくぐりぬけて、現在は重要文化財に指定されています。

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天守閣と、元土佐藩士・板垣退助像。

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高知城は平山城なので、天守閣までテクテク登っていきます。

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天守閣から、高知市街。

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高知は都会じゃ。

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追手門そばに山内一豊銅像。

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槍装備の銅像はカッコイイナー。
長宗我部元親の銅像も見てみたかったんですが・・・

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城から高知駅方面へポクポク歩くと、武市瑞山(半平太) が切腹した地、なる碑があります。

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武市瑞山は、土佐藩の尊皇攘夷派組織である土佐勤王党のリーダーであった人物で、吉村寅太郎・坂本龍馬・岡田以蔵らとも親交がありました。 攘夷派が優勢だった時期には一大勢力を築きましたが、公武合体派の藩主・山内容堂によって捕縛、切腹しました。 維新後に彼の功績は認められ、正四位が贈られています。

武田鉄矢・小山ゆうの漫画 『お~い!竜馬』 では、岡田以蔵と共に武市半平太が龍馬の幼馴染みとして描かれています。
武市さんの切腹シーンと、
以蔵さん斬殺シーンは涙無しでは語れません・・・

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さらに歩くとひろめ市場
物産品の買い物から飲み食いまでできるオイシイ所。

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キリンビール高知支社のコピー、『たっすいがは、いかん!』 というのは、土佐弁で 『弱々しいのはダメ!』 という意味。 といのも、麒麟麦酒の設立には坂本龍馬・岩崎弥太郎が関わっているのです。
「たすい」=「弱々しい」

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観光客だけでなく、地元っぽい人たちも昼間っから飲んでます。

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昼餉はもちろん鰹のたたき!

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一口で食えないほど身がデカくて (゚Д゚)ウマー

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アーケードに龍馬!
学生の頃、『お~い!竜馬』を愛読していた者として、これは嬉しい!

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今の日本も、今一度洗濯したいものです。

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やっぱりあった、顔ハメ。

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高知市街でコレクションNo.80~84、一気に5枚追加です。

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で、高知と言えば、はりまや橋。

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↑が現・播磨屋橋、↓が、観光用はりまや橋(太鼓橋)。

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日本三大がっかり名所の筆頭に挙がるだけあって、期待を裏切らないがっかりさです。

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がっかり好きな方にはマジオススメ。

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で、はりまや橋のある、はりまや交差点。 路面電車のクロッシングポイント(平面交差)が見られる珍しい交差点です。

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市内に 『←はりまや橋』 という標識が多々見られますが、これははりまや交差点が駅前通り(はりまや通り)から国道32号に繋がるランドマーク的存在であるため。 そのせいで、はりまや橋の知名度が無駄に上昇しているような気がします。

次回、桂浜へつづく。

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2010.05.17

四国周遊04 秘境駅探訪3

新改駅から3駅引き返して降り立ったこの駅は、

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土佐北川駅です。

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この駅の特徴は、
穴内川に架かる鉄橋上にホームがあること。

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↑ 鉄橋にしか見えませんが、駅です。

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ホームの出口はこんな感じ。

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橋下に待合室。 駅ノートもあります。

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駅ノートによると、坪尻→新改→土佐北川は駅ヲタには鉄板ルートらしいです。
同一ルートの先人たちがいっぱいいました。

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この橋には歩道があるので徒歩でも渡ることができます。

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駅下。 もう一度言いますが、これは駅です。

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駅前食堂もあるのさ! 営業してないっぽいけど。

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併走する国道32号にも案内があります。

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国道をしばらく歩くと橋があるので、反対側から駅にアプローチすることができます。

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40分ほど堪能して、土佐北川を発って高知方面へ。

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土佐北川は秘境駅ではないけど、なかなかの辺境駅でイイ感じ。

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40分ほど土讃線を下って、後免駅に到着です。

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このまま乗っててもいいんですが、駅名が面白いからなんとなく下車。

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後免駅のイメージキャラは、やなせたかし氏デザインの『ごめんえきお君』。 ちなみに奈半利駅は『なはりこちゃん』。

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後免駅は三セクの土佐くろしお鉄道と連結する駅。
くろ鉄も、やなせたかしワールド全開です。

今回は『くろ鉄』に乗りませんでしたが、『四国グリーン紀行』切符で土佐くろしお鉄道全線が利用可能です。

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後免から特急しまんと7号に乗って高知駅に到着。

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高知駅舎。 列車から駅周辺は龍馬だらけ!

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明日は高知散策です。

つづく。

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2010.05.14

四国周遊03 秘境駅探訪2

さて、坪尻駅から再び高知方面へ。

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吉野川沿いに進んで、終点の阿波池田駅。
先述の通り、この駅には坪尻駅のスタンプが設置されています。

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ここから特急南風9号に乗る予定でしたが、おや・・・臨時列車が。

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臨時列車は大歩危トロッコ号!

四国グリーン紀行切符でも乗車可能なので、予定を変更してコレに乗ってしまいます。

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トロッコ車両に乗れるのは阿波川口からなので、とりあえず普通車両のシートに着席。

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阿波川口。 さっそくトロッコに移動します。
臨時列車なのにこんなに空いてて良いのだろうか・・・

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トロッコは吉野川の小歩危峡~大歩危峡へ。

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小歩危駅に到着です。
大歩危・・・おおぼけ、小歩危・・・こぼけ、と読みます。念のため。

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鉄橋を渡る。 紅葉の季節は凄そうだなぁ。

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もちろん鉄橋上で徐行してくれます。

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そして、列車は終点の大歩危駅に到着。

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大歩危駅舎。

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特急南風の龍馬伝・土佐龍馬であい博ラッピング列車が大歩危駅に到着、1号車は中岡慎太郎です。

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大歩危駅前のボケマート、ザ・地場産(じ~ば~さん)。

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駅前で地元の婆ちゃんに話しかけられましたが、ほとんど意思疎通できなかった・・・

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大歩危から再び普通列車、高知県に入ります。
徳島県は坪尻&大歩危で終了・・・

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繁藤駅でしばし停車して・・・

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四国第2のスイッチバック駅へ!

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ここも坪尻と同じくX型スイッチバック、右奥から左手前が本線で、左奥の線路を進むと駅があります。

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駅に到着。

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ここは新改(しんがい)駅、もちろん秘境駅です。

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駅の奥側はこんな感じ。

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スイッチバック駅なので、駅奥で線路が消滅しています。

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この駅はボランティアの方々が清掃してくれているようです。
感謝!

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駅前から見た駅舎。
当然周辺に民家はもちろん、自販機もありません。

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駅の向かいに、かつて商店だった建物が最近まであったらしいのですが、今は更地になっています。

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新改駅前まで舗装路があるので、四輪でのアクセスは可能ですが、
大雨が降ると駅が孤立するみたいです。

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道を下ってみます。

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産廃処理施設に番犬、人の気配は無し。

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10分ほど下ると民家らしき物が見えました。

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道を5kmほど進むと集落があるらしいのですが、これ以上進むと帰りの上りがツラいので、駅に引き返します。

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スイッチバックポイントまで歩道がないのでこれ以上進めないのが残念です。

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あ、またアンパンマンだ。

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1時間強、秘境を堪能して新改駅にサヨウナラ。

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鳥の囀りを聞きながらボケッとする時間は、なんとも贅沢。
そんな時間も秘境駅の魅力です。

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今度は大歩危方面へ引き返します。

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引き返すので、スイッチバックを2度楽しめる♪

つづく。

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2010.05.09

四国周遊02 秘境駅探訪1

9:52、いよいよ秘境駅訪問。
四国随一の秘境駅はスイッチバック駅です。

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ここはX字タイプのスイッチバック。 駅に入線する際は一度退避線路に入ってからバックします。
真っ直ぐ延びているのが本線で、奥左側が駅です。

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九州のスイッチバック駅、豊肥本線の立野駅の時は運転士さんが窓から後方を覗きながらバックしてましたが、ここでは運転士さんが前後の運転台を行ったり来たりします。
そのため、列車が到着してから乗降までに2~3分かかるのです。

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で、ここは坪尻駅!
坪尻駅は香川県から徳島県に入って最初の駅です。

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もともとこの駅は、県境の猪ノ鼻峠で列車すれ違いをするための信号所として1929年に設置され、1950年に駅に昇格して現在に至ります。

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モチロン周辺民家はゼロ、人の気配もゼロ。
遠くの国道を走る車の音が聞こえなければ完璧なんですが。

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駅舎。
モチロン自販機も水道もありません。 汲み取り便所はあるけど。

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駅前です。 ( ´∀`)ノ

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駅前の看板は・・・マムシ注意。

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こりゃタマラン (゚∀゚)=3

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ホームの掲示。 通過列車の時刻表と、ようこそ掲示。

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地元乗降客が1人って・・・
ボランティアの方々、ありがとうございます。

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駅時刻表。 意外と本数があるので到達難易度は低めです。

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定番の駅ノート。

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駅ノートには大抵、無駄にクオリティの高い萌え絵がありますが、坪尻駅も例外ではありません。

余談ですが、この駅はかつて駅スタンプがあったのですが今年に入って盗難に遭ったため、現在は3駅先の阿波池田駅に坪尻駅スタンプが設置されています。
そして今年4月22日に、
盗難に遭ったスタンプが青森の中沢駅で発見されました。
ネタとしては面白いんですが、こういう下衆な行為は非難されてしかるべきだと思います。

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これが坪尻駅前ストリート。
ご覧の通り、四輪でのアクセスは不可能です。

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次の列車まで2時間半あるので探索してみることにします。

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崩落気味な箇所があるので、この道はオフロードバイクでも無理。

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穴が開いたので鉄板で塞いだっぽい、すこぶる不安な橋。

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15分ほど登ると車道に出ました。
どう見ても林道です。本当にありがとうございました。

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車道からの駅案内板。 看板右側が駅への道です。

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わかんないよ、これ・・・

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駅に戻ってきました。
アンパンマン列車が超速で通過していきます。

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今度は線路を渡って反対側へ。
この踏切は警報機も何にも無い上に見通しも悪いので、気をつけないとアンパンマンに轢き殺されます。
血肉に塗れたアンパンマン、イヤすぎる・・・

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反対側から見た駅舎。

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高知方面からの各駅ばいきんまんが来ました。
↓本日のベストショット候補です。

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駅裏ストリート。 駅から徒歩1分で廃屋!

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夜だったら、これは耐えられない・・・

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道を登ると鮎苦谷川 (あゆくるしだに・あいくるしだに) が見えます。
坪尻駅は鮎苦谷川を迂回工事して造られたそうです。
つまり、駅のある場所はもともと川が流れていた場所らしい。

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竹藪を抜けて、ひたすら登る。

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不法投棄がいっぱいです・・・。

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駅から10分ほどで、車道に出ました。

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国道32号の峠道、ここから一体どうしろと・・・

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車道にバス停が!

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1日各3本って、鉄道より難易度高えよ・・・

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歩道が無い&交通量がが多いので、ここいらは結構危険。

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レストラン発見! と思ったら、すでに廃屋でした・・・

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廃墟レストランを越えると集落が見えます。

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国道から上に延びる道から見た坪尻駅。

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マジ秘境。 我ながら、もう意味分かんない。

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駅に戻ってきました。
持参したおにぎりで昼食を済ませると、またばいきんまんが来ました。

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特急南風とすれ違い。
12:33で、坪尻駅ともお別れです。

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つづくぜ!

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2010.05.08

四国周遊01 サンライズ瀬戸

GW四国周遊のまとめ開始。

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4/28 22:00 東京駅、寝台特急サンライズ瀬戸で四国へ向かいます。

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サンライズ瀬戸 ・・・ 東京~高松を結ぶ寝台特急列車。 かつてのブルートレイン『瀬戸』を引き継ぐ形で、1998年より285系サンライズエクスプレスを使用して運行されています。東京~岡山の区間は『サンライズ出雲』(東京~出雲市) と連結して走行し、2010年現在 東京22:00発、高松7:27着(出雲市9:58着)、東京駅発で唯一の定期運行される寝台列車となっています。

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サンライズ瀬戸とサンライズ出雲の連結部分。

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さて、発車なので早速車内探索。
おぉ、2階式B寝台は通路も2階式だ。

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こちらは普通車座席指定席・ノビノビ座席、乗客の方がいらっしゃるので中の撮影は自粛。
指定席扱いですが、カーペットシートなので指定席料金の\510で寝られておトク。 ただし寝具は無いので寝袋か毛布を持参した方がよろしいかと。

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瀬戸と出雲の連結部分。 扉の位置がズレてるので通路がS字になっててオモシロイ。

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で、俺はB個室ソロ。 寝台料金は\6300です。

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む、北斗星のBソロより大分狭い・・・

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あんまりくつろげないなー。

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あと、東海道本線沿いは、東北本線(北斗星) や羽越・奥羽本線(あけぼの) と違って夜でも明るいので、星空を眺めながら眠る事ができない、っつーか眩しくてブラインドを下げないと眠れません。

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夜が明けて627 岡山に到着、ここでサンライズ出雲と切り離します。

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児島を過ぎると瀬戸大橋、四国上陸です。

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で、727 高松に到着。

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サンライズに乗ってみた感想は、どちらかと言えば旅情・観光列車じゃなくて実用列車って感じです。 食堂車はおろか、車内販売すら無いし。
ただ、朝早く到着するのはありがたいですね。

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高松でひとまず下車して、周遊切符四国グリーン紀行を購入。

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周遊開始!

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ところで今回のルート。

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まずは高松から宇多津まで引き返して、土讃線で高知へ向かいます。

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高松から鈍行列車に乗って鬼無駅を通過。
桃太郎伝説の残るこの地で、またボンビー像を見つけてしまった。

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高松から1時間ほどで、金刀比羅宮で有名な琴平に到着。

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とりあえず下車しましたが、すぐに乗り換え発車です。

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金刀比羅宮はまた今度。

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さあ、ばいきんまん列車でいよいよ四国秘境駅訪問です。

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やなせたかし氏の出身は高知なので、四国を走る列車にはやたらとアンパン関係者が登場します。

つづく。

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2010.05.03

宇高(実況)

四国をぐるりと再び高松、またアンパンかよ。
宇高(実況)
高松から宇野へ、海路で本州に戻る。
宇高(実況)
宇野到着。
宇高(実況)
これにて四国旅終了。


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2010.05.02

愛媛のみかん(実況)

松山城を見物して新居浜へ。
愛媛のみかん(実況)
東洋のマチュピチュ、別子銅山です。
愛媛のみかん(実況)
廃墟好きの変態さんにはマジおすすめ。
愛媛のみかん(実況)

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2010.05.01

しまんと・はげ(実況)

しまんと・はげ(実況)
しまんと・はげ(実況)

念願の半家駅。
四万十川の沈下橋は想像以上にスバラシイ。
そして男一匹、アンパンマン列車(グリーン席)で松山へ。

しまんと・はげ(実況)

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