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2010.02.25

北海道、年末年始16

締めに、北海道の鉄道について。

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実家で1968年、つまり42年前の時刻表を見つけました。

100224hokkaido01

ぶっちゃけ親父(鉄) のです。

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1968年(昭和43年) の10月は、いわゆる『ヨンサントオ』 と呼ばれる旧国鉄の大規模ダイヤ改正が行われた月。

100224hokkaido02

この年に東北本線全線が複線・電化され、当時の新造車両583系寝台列車が東北本線で運行され始めました。

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もちろん青函連絡船の時刻表も載っています。

100224hokkaido03

2等運賃が380円か。

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寝台車の案内ページ。

100224hokkaido04

あさかぜ・さくら・ゆうづる・日本海・はやぶさ・あかつき・富士・彗星・狩勝・すずらん・北星・鳥海・ 新星・天の川・津軽・十和田・妙高・瀬戸・出雲・紀伊・阿蘇・天草・越前・北陸・銀河・しろやま・つるぎ・だいせん・きたぐに・日南・安芸・雲仙・音戸・つくし、そして青函連絡船。

かつて、日本中を寝台列車が駆け巡っていた時代もあったのです。

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1968年の北海道路線図。

100224hokkaido05

そしてこれが2010年現在。 (JR北海道車内誌)

100224hokkaido06

大変寂しいことになっています。

1987年の国鉄分割民営化(JR北海道発足) 、翌年の青函トンネル開通に伴い、北海道では鉄道路線廃止の嵐が吹き荒れました。
廃止になった路線は、幌内線・松前線・歌志内線・標津線・名寄本線・天北線・池北線・深名線、及び青函航路。
さらに、2015年には北海道新幹線が部分開業(新青森-新函館) し、現行在来線の三セク化が進むため、今後の路線・列車の存廃はかなり不透明な状況です。
個人的予測では、江差線が危ないような気が・・・。

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ところで、俺の周りの人間と北海道の話をすると、北海道の広さを分かってない奴が多すぎて困る。

(・∀・ ) 『北海道行ってきたんすよ』
( ´∀`)  『へ~、北海道のどこ行ってきたの?』
(・∀・ ) 『釧路、根室、網走をメインに、ぐるりと』
( ´∀`)  『あ、じゃあ釧路の近場を回ってきたんだ?』
(・∀・;) 『・・・いや、根室から網走は300km以上ありますよ』
( ´∀`)  『???そうなの?』
(・∀・;) 『・・・』

そんな人たちばっかりなので、下のグラフをご覧下さい。

100224hokkaido_graph01

赤いのが北海道の路線、緑は東海道・山陽新幹線、橙は東北新幹線です。

函館~根室は、東京~広島より遠いんだってば。

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で、結論。

北海道は都府県レベルじゃなくて、『北海道地方』 という認識でお願いします。

あと、今回の鉄道移動距離の合計は4113kmでした。
※ 営業キロの合計、バス代替の大湊線も含む

おわり。

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