鉄道の日記念 -地底駅編03-
さて、長岡から信越本線で直江津へ向かいます。
↑は青海川(おうみがわ)駅。 『日本海に一番近い駅』 として有名、というかホームが海岸です。 この駅は2007年の新潟県中越沖地震で損壊したため、08年にホームと駅舎が新しくなっています。
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807 直江津到着、さらに北陸本線で日本海沿岸を西進。
ここからクハ419に乗ります。 特急っぽいけど普通列車です。
419系電車は、581/583系寝台特急車両を無理矢理近郊形に改造した珍妙な電車。 荷物棚の上と座席に寝台時代の名残が見られます。
うーん、珍妙。
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832 北陸本線の地底駅、筒石(つついし)で下車!
419系の制御車(先頭の運転台付き車両)には、上の写真のように特急列車が途中でブッた斬られたかのような珍妙なフォルムをしたものがあります。 これは特急列車を両数の少ない近郊編成に転用したために制御車が不足してしまい、補充として中間車を改造し、無理矢理運転台を取り付けました。 そして出来上がったのがこの車両なんですが、実際に見ると違和感がモノ凄い。
筒石駅ホームは、全長11kmの頸城トンネル内に存在します。
トンネルは狭いので、上り・下りホームは斜向かいに。
ホームの幅は1m強、白線が中央にあるくらい狭い・・・
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分厚い扉を開けて、改札へ続くトンネルに入ります。
この注意書きで、いかにホームが狭いか分かる。
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薄暗い階段を登ります。
通路に出ました。
途中、下りホームへ向かう階段が。
突き当たりを折れると、地上へ向かう階段です。
土合ほどじゃないけど、それなりの階段を登り切ると地上。
これが筒石駅舎です。
線路がないから全然駅に見えない・・・
ちなみに筒石はホームがあまりにも狭く、安全確保のために嘱託職員さんが常駐しているので無人駅ではありません。
駅舎から5分ほど歩くと、北陸自動車道の高架と日本海が見えます。
海が碧いなあ。
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ヒマなのでまたアングラへ。
三脚で 2.5sec, f8, ISO400。 (画像クリック拡大)
↓これもクリック拡大
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トンネル内は爆風が凄おおおおおおおおおおおお!
ホームが狭いからああああああああああああああ!
↑ 三脚がコンデジ用なんで、爆風で揺らされてブレた!
通過後は放心気味になるな・・・
ついでに、列車通過時にホーム上の通路にいると、ダクトからレール音と強風が吹き出し続けていてオモシロイ。
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1005 筒石も満喫したので、再び北陸本線を西進します。
列車到着時には駅員さんがわざわざ地上から来てくれます。
書き忘れてたんで追記しときますが、走行中の車両運転席に向かってストロボを焚くのは、運転士さんの視界を奪うため厳禁です。 カメラ (特にコンデジ) がオート設定だと意図せず光っちゃう場合もあるので気をつけたいものです。 もっとも、内蔵ストロボは基本的にキレイに写せないものなので、暗い場合は三脚+長時間露光、もしくはスッパリ諦めましょう。
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糸魚川を過ぎて親不知。 海岸との間に北陸道と国道8号がウネウネ走っているので海は殆ど見えません・・・
雨が強くなってきました。
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富山を過ぎて 1211、高岡到着です。 微妙に晴れ。
かと思ったらまた雨・・・
次回は氷見線!
つづく。