北東北、乗り鉄02

岩泉から茂市へ戻って 1812、すっかり日が暮れました。

夜の静かなホームはやっぱりイイ。

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茂市から再び山田線、太平洋岸の宮古へ到着です。

宮古から釜石へ向かうのですが、次の列車まで30分ほど時間があるのでちょいと下車。

偶然、宮古秋まつりが開催中で得した気分。

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さて、1925 釜石線山田線で釜石へ。 またキハ100系か・・・

2006、列車すれ違いのため岩手船越でしばし停車。

実はここは本州最東端の駅。
下車しなくて済んでラッキーなのですが、真っ暗でさっぱり雰囲気がつかめません。

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2045 今夜の宿、釜石へ到着です。

夜の新日本製鐵釜石製鐵所。

チェックインを済ませて、釜石ののんべえ横町へ。
昔は活気にあふれた街だったのかな・・・

松川カレイ&鯨の刺身が美味しかった♪

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翌朝。

新日鐵が釜石駅の真ん前に。
国鉄釜石線に先行して開通した釜石鉱山～製鉄所を結ぶ『釜石鉱山鉄道』がかつて存在していた名残です。

で、650 釜石駅から釜石線で花巻へ。

鉄。

釜石線の愛称は『銀河ドリームライン釜石線』。
またキハ100系・・・

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釜石線の各駅には、エスペラント語の愛称がつけられています。

エスペラント(人工国際言語) の愛称が付いている理由は、花巻出身の宮沢賢治がエスペラントを多く用いた作品を残しているため。 例えば、作中の理想郷 『イーハトーブ』 は、『岩手(いはて)』 をエスペラント風に記述した賢治の造語です。

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釜石鉱山付近の山岳地帯を抜けます。

しばらくすると遠野盆地へ。

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748 遠野駅。 列車すれ違いのためしばらく停車です。
遠野駅のエスペラント名は、『フォルクローロ Folkloro = 民話』

昨年夏以来の遠野、念願の鉄道での再訪です。

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遠野駅から猿ヶ石川を渡って・・・

綾織駅。
綾織駅のエスペラント名は、『テクシーロ Teksilo = 機織り機』
遠野物語でお馴染みの地名ですが、地名の響きが好き。

うん、釜石線は乗り鉄お薦め路線です！

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844 新花巻駅に到着、ここから東北新幹線に乗ります。

ホームで列車を待っていると、上りのはやて6号+こまち6号が通過。

間近で見ると凄く速い！ (∩ﾟдﾟ)

(写真のシャッター速度は 1/125sec)

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新幹線ホームから見下ろす、釜石線のホーム。

やまびこ41号がやってきたので乗り込みます。

北上盆地を北上して・・・

盛岡で、こまち1号と切り離したはやて1号に乗ります。
はやては全席指定なので立席特急券が必要。今回利用した三連休パスでは、八戸～盛岡～秋田の立席が事前なら無制限に取得できます。

926、八戸の手前の二戸駅で下車。
新花巻～二戸で新幹線に乗らないとこの後のダイヤが厳しいのよね・・・

二戸市内に九戸城跡があることもあり、駅構内に岩手の英雄・九戸政実の人形が乗客をお出迎えです。

九戸政実は秀吉に最後まで抵抗した反骨の戦国大名です。 奥州仕置の後の九戸討伐により九戸氏は滅亡、これにより秀吉の天下統一が成し遂げられました。 彼の生涯は高橋克彦『天を衝く』で描かれていますので、興味があればご一読をお薦めします。

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二戸から、IGRいわて銀河鉄道～青い森鉄道で青森へ向かいます。

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赤い線がここまでのルート。

つづく。

北東北、乗り鉄01

東北目指して、長野新幹線『あさま』で大宮へ向かいます。

そのまま『あさま』に乗っててもいいんですが、高崎でムダに上越新幹線E4系『Maxたにがわ』に乗り換えます。

上越新幹線は乗ったことがなかったんですもの。

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大宮から東北新幹線『やまびこ』に乗ります。

『はやて』『こまち』の指定席が取れなかったので・・・
(はやて・こまち は全席指定なのです)

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1139、盛岡到着。
ここから在来線の山田線に乗るんですが、列車が1351発なのでムダに IGRいわて銀河鉄道に乗ってみます。

IGRいわて銀河鉄道 第三セクター鉄道。 2001年、東北新幹線開業によりJR東日本から東北本線の盛岡～目時間を経営分離して誕生しました。 青森県側の目時～八戸間は同じく三セクの『青い森鉄道』 が運行しており、2社をまたぐ盛岡～八戸間直通列車も設定されています。 ついでに今回利用したJR東三連休パスで両路線とも乗車可能です。

元東北本線だけあって複線。
ちなみにブルトレ北斗星・カシオペアは、このIGR・青い森路線を通過しています。

姫神山の麓を走る。

1224、いわて沼宮内(いわてぬまくない)に到着です。

左上は東北新幹線のホーム。

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1230発でそのまま盛岡に引き返します。
岩手山がきれい♪

そして駅弁がうまい。

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で、1351発 山田線宮古行き2両編成の快速キハ110系に乗ります。

直通列車が1日4本の路線なのに、意外と混んでて座れない・・・
いや、4本だから混むのか？？

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大志田(おおしだ)駅を通過。
大志田は駅前が未舗装林道な秘境駅。冬期はもちろん閉鎖です。

このあたりはトンネルと鉄橋が連続する山岳路線。

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平津戸(ひらつと)駅通過。
国道106号線に面しているので秘境ではありませんが、なかなか味のある駅舎、というか待合室。

ひたすら山の中。

閉伊川、かな？

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1535茂市(もいち)到着、ここから岩泉線で岩泉へ向かいます。

岩泉線 茂市～岩泉を結ぶ岩手内陸部の地方交通線。 岩手和井内(いわてわいない) 止まりの列車を含めて1日に上下各4本という超難関ローカル線。 そんな路線ですが、茂市～岩泉を結ぶ国道340号線がいわゆる『酷道』であるため廃線には至っていません。 鉄ヲタには定番ローカル線のため、シーズンには意外と混雑します・・・。

そして、ここではタブレット交換が見られます。

タブレット 単線閉塞区間などで、複数の列車が同一区間内に進入しないために取り交わされる通行票。 これを持っていない列車は区間内に進入できないようにすることで、列車同士が鉢合わせすることを防ぐ。 現在では自動閉塞が普及しているため、タブレット・スタフが見られる路線は非常に少なくなっています。

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1540に茂市を出て、山の中をガンガン進みます。

ここで前回のクイズの解答。 1603到着の正解は押角駅。
秘境駅として有名なところです。

ここで降りる猛者(鉄)たち。 次の列車は1750の上り列車・・・

※押角駅はホーム以外に待合室などは何もありませんし、もちろん近隣に民家は一切ありません。 本当になにもありません。

がんばってね・・・

さよなら・・・

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浅内(あさない)駅。 集落があるので、ここは都会。

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1633、終点 岩泉駅に到着です。

駅の先にも線路が続いていますが、この先50mほどで終了しています。 過去、延長計画があった時代の名残らしい。

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これが岩泉駅。 建物自体は意外と大きい。

これが岩泉駅前ストリート。

駅前の電話BOX。 照明が消されるほどのマイマイガ・・・

そして、これが岩泉駅時刻表！ 超COOL。

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というわけで、下の赤線部分がここまでのルートです。

岩泉線は噂通りスゴかった！

つづく。

北東北、乗り鉄00

19日(土)～21日(月)と、JR東日本の三連休パスで岩手・青森・秋田のローカル線を乗り鉄してきました。 この変態！

期待してなかったのに 顔ハメ No.64、No.65 追加です。

岩手は顔ハメのメッカだぜ。

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突然ですがここでクイズ！

下の写真は何駅でしょう？

有名な駅だから簡単すぎたかな？

じゃあもう1問、この駅は？

ここも有名だよね！

正解は次回以降で。

国立科学博物館

これまた1ヶ月以上前ですが、上野の国立科学博物館です。

↓ホールの天井です

生物・民族系、物理・工学系、科学技術史まで網羅。

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螺旋階段から、地球の自転を証明するフーコーの振り子。

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上は南極観測隊に従事したジロ、下は忠犬ハチ公。

ちなみにタロは北海道大学にいるそうです。

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工学系も。

二一型零式、ラバウル沖の海底からサルベージされた機体です。

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膨大な数の、陸上生物の剥製。

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丸一日潰せますわぁ。

銚子電鉄

1ヶ月以上前ですが、千葉の銚子電鉄を乗り鉄しました。

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東京駅から3時間弱で銚子、JR銚子駅ホームの一角が銚電乗り場。
以前は風車があったらしいのですが、今は撤去されています。

銚子電鉄 銚子電気鉄道。 銚子～外川の10駅6.4kmを20分ほどで繋ぐ私鉄。 慢性的な赤字鉄道で、2006年には横領事件などで経営危機に直面し、『電車修理代を稼がなくちゃ、いけないんです。』 とwebサイト上で名物・ぬれ煎の通販購入を呼びかけ、これが話題となり注文が殺到、当面の危機は乗り越えたものの、未だ本業での収益は芳しくありません。

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ダイヤは、だいたい30分間隔です。

\620で1日乗り放題の弧廻手形を車内で購入。

この車両はデハ1000形、鉄子カラー。

漫画『鉄子の旅』の企画で、著者の菊池直恵氏デザインのカラーに塗装された車両です。

売り上げの一部が銚電に寄付されます → 鉄子の旅 銚子電鉄応援BOX

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終点、外川駅。

乗客はベンチ座席が埋まる程度にいたんですが、9割方は観光客と鉄。

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そのまま折り返して乗ります。

外川から一駅の犬吠(いぬぼう)駅。
犬吠埼の最寄り駅なので観光メインの駅です。

後日、佐世保でも発見することになる桃鉄ボンビー像。

銚電には『しあわせ三像』 として『貧乏がサル』『貧乏がイヌ』『貧乏をトリ』 の3体が存在します。 『貧乏がサル』 は佐世保駅の他、鬼無駅(予讃線)、妙心寺(東京谷中の寺院) にもあり、地味に増殖してるらしい。

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犬吠駅から徒歩15分ほどで、関東最東端の犬吠埼。

明治7年初点灯の犬吠埼灯台です。

この灯台は登れます。(階段で)

風TUEEEEEE!!!!

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犬吠駅に戻ってきました。

駅構内の掲示板。 とりあえず、ぬれ煎購入。

あの(一部マニアの間で)有名な沿岸バスと銚電にパイプがあったとは！

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ぼちぼち銚子方面へ戻ります。

1950年製造のデハ800形。 レトロというよりアンティークだよ・・・

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銚子の1つ手前の仲ノ町で降ります。

桃鉄ラッピング車両がいます。 奥はヤマサ醤油の工場。
以前は工場内までレールが敷かれ、醤油輸送に銚電が活躍していたそうです。

駅舎はこんなん。
舎内は通販のぬれ煎段ボールで埋め尽くされてます・・・

ここに、貧乏がサル。
トリは笠上黒生駅にあるらしいんですが見逃しました。

仲ノ町で下車したのは、車庫見学のため。(入場料\150)
国鉄時代を彷彿とさせる厚紙がイイ。

1928年製造のデハ700形。 改造されてますが未だ現役です。

1922年製造の小さな電気機関車デキ3型。 動態保存されてます。

線路沿いを歩いて銚子駅へ。

がんばれ銚子電鉄、ぬれ煎買おう → 銚電オンラインショップ

夏の九州 11 (6日目) →紀伊半島

07:00に神戸を発って、大阪→和歌山・紀伊半島を一周して帰ります。

大阪・天王寺から阪和線・紀勢本線で3時間強、381系特急『くろしお』 で串本駅到着。

串本は紀伊半島の先端、本州最南端の駅です。

串本駅前は、ほどよく田舎。

お約束の最南端碑です。

駅から徒歩10分で海岸に。 すごく暑い。

左奥の水平線に見えるのは『橋杭岩』です。 海が碧い。

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1時間ほどブラブラして、『スーパーくろしお』パンダ列車で新宮へ。

パンダ列車にはパンダ柄のシートがあるらしい・・・見なかったけど。
パンダな理由は、和歌山県白浜町のアドベンチャーワールド(動物園テーマパーク) にいる双子パンダ『梅浜』『永浜』の人気にあやかったものらしい。

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紀勢本線は那智勝浦の海岸線を走ります。

写真がイマイチですが、さすが景勝地、キレイな海です。

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串本から45分で三重県境の新宮。
ここからJR東海なので乗り換えです。

キハ85系特急『ワイドビュー南紀』で一気に名古屋まで。

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新宮から3時間半で名古屋到着。
移動距離2500kmの旅も完結です。

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辿り着いた実家で姪と戯れる。

毎度のことですが、真夏の旅は体力勝負。 でも、キッツイ旅ほどいい思い出になるものです。 次は根室か・・・

おわり。

夏の九州 10 (5～6日目)

西大分駅から徒歩15分ほどで大分港フェリーターミナルです。

ここからダイヤモンドフェリーで神戸へ。
19:30大分港発、06:55神戸港着の夜行便です。

船は、旅客定員748名、全長165.5mの 『さんふらわあぱーる』。
『さんふらわあごーるど』 の二番艦です。

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ターミナルの自販機。 大分らしく、かぼすだらけ。

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これが船内ロビー。 想像してたよりずっと広いです。
自販機・売店はもちろん、レストラン・ゲーセンまであります。

そして、シャワーどころか大浴場まで・・・

一応、展望大浴場なのですが、夜行便なので出航前か早朝でないと外は真っ暗です。

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客室はこんなん。 『ツーリスト』、いわゆる二・三等船室です。
ネット予約なら \7,040。 バックパッカーに優しい価格でうれしい。

寝床は全て指定ですが、マットレス一枚分の幅(1m弱)しかないので寝返りもできません。 私が乗ったときは盆の時期だったので満席で窮屈でしたが、閑散期なら快適なんじゃないかな？ どちらにしろ、耳栓とアイマスク代わりのタオルは必須です。 (もちろん洗面具等は要持参)

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19:00すぎ、積み込み・乗り込みも終了し、そろそろ出航です。

船尾方向へバック、港内で切り返して出港。

大分、ラーメン喰っただけでさよならです。すまん。

出港とともに日没。

夜の海は暗くてとても写真は撮れなかったんですが、風呂上がりに甲板で潮風に吹かれながら飲むビールは格別。 そして、真っ暗な海をじっと見つめていると、なんだか妙な気分になってきてちょっと楽しい。

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翌朝。
06:55入港なので 05:00 くらいには騒がしくて目が覚めてしまいます。

右舷より、朝日。 (↓クリック拡大)

瀬戸大橋をくぐります。

海上は風が強い。

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無事、神戸へ到着しました。

国策の高速道路料金割引で大打撃を被っているフェリー業界、何とかがんばって欲しいと思います。 私個人の意見としては、高速割引は景気効果がギモンな上に、不公平感が大きくて環境問題にも悪影響、それに政党の票集めの甘言、って感じがしてあまり良策とは思っていません。 そもそも高速道路は走ってても全然楽しくないですし。
鉄道&船の旅は移動自体が旅として楽しめるので、皆さん是非ここはあえて！

つづく

夏の九州 09 (5日目)

さ、『つばめ』で熊本・新八代へ向かいます。

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あっという間に新八代、『つばめ』の反対ホームに『リレーつばめ』。

来るときはゆっくり撮り鉄できなかった787系です。

メカっぽいデザインがイイ。

客室乗務員のおねえさん。 JR九州はやっぱ一味違う！

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そしてリレーつばめには乗らずに、新八代から鹿児島本線・九州横断特急に乗ります。

九州横断特急 人吉-(肥薩線)-八代-(鹿児島本線)-熊本-(豊肥本線)-大分-(日豊本線)-別府 と、その名の通り九州を横断する特急列車。 かつての急行『くまがわ』と特急『あそ』の路線を統合して2004年に誕生しました。

新幹線からリレーつばめ以外の在来線に乗り換える場合、一度改札を出て移動する必要があるため、乗り換え時間は余裕を見た方が賢明です。

キハ185系の専用車両。 なんか観光車両っぽい。

車内は、これまた木材を多用した内装でイイ。

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阿蘇カルデラへ向けて、列車は走る。

立野駅。 カルデラの外輪山を越えるためスイッチバックします。

立野駅到着後、運転士さんがバックで運転します。
(九州横断特急は、特急なのにワンマン運転なのです)

スイッチバック分岐点に戻ってきました。 (右側が立野駅方面)

そして前進。

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カルデラ内を疾走して、阿蘇山が見えてきました。

イメージ通りの阿蘇山。 いい景色。

そしてカルデラを抜けます。

ここいらはトンネルだらけ。

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新八代から3時間半、大分駅に到着です。

九州横断特急、評判通り乗ってて楽しい路線。

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大分駅の883系ソニック。 大分・小倉・博多を結ぶ特急です。
787系に似たフォルムでカッコイイ。

大分港に向かうため、普通列車で一つ隣の西大分駅へ。

西大分駅・・・

つづく。

夏の九州 08 (4～5日目)

鹿児島駅から周遊バスで市内観光です。

城山展望台から桜島。 (↓クリック拡大)

桜島が鹿児島のシンボルになるのも納得のデカさ。
気分は西郷どんでごわす。

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城山公園には野良猫が多数生息してます。

みんな暑さでダレてる。

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鹿児島市街に戻って、今夜の宿へ。

降灰の捨て場が設置されているのに衝撃。

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翌日、桜島フェリーで桜島へ渡ります。

桜島フェリー 鹿児島港～桜島港を約15分で結ぶ市営フェリー。
料金は大人1人\150、昼間は10～15分間隔、夜間は1時間ごとに24時間運行している、とっても便利な交通機関。 もちろん別料金で二輪・四輪も運べます。

で、桜島に到着。

桜島 標高約1000mの火山島であり、太古から現在に至るまで活発な火山活動を繰り返しています。 かつては陸地から隔絶されていましたが、1914年(大正3年)の大正大噴火の溶岩流によって大隅半島と陸続きになりました。 現在は島の大半が霧島屋久国立公園に指定されています。
鹿児島市周辺では今でも降灰が日常的に起こっており、島に上陸すると砂っぽくて目がシパシパします。 降灰の影響は、天気予報で桜島上空の風向きが予報されるほど。

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レンタカーで、湯の平展望台へ。 すっげー！

海側、鹿児島市方面。
広がる原生林は大正大噴火で流れ出した溶岩で形成された陸地です。 近代において、これだけ地形が変化した事実に驚愕。

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桜島を1周するのに車で約2時間。 道路沿いに待避壕があちこちに。

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大正大噴火で埋没した鳥居。 結構有名な鳥居なんですが、目立たないところにあるんで危うくスルーしそうに。

フハ、すげえ。

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烏島(カラスシマ)埋没跡。

烏島は1476年の噴火により形成され、1914年の大正大噴火で溶岩に埋没したそうです。
海岸まで続く溶岩石の平地。

新たな植生が形成されてるのがスゴい。

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さて、午後から列車に乗らなくちゃならないので、そろそろ桜島とお別れです。

つづく。

夏の九州 07 (4日目)

山川駅から10分ほどでJR最南端の西大山駅に到着。
後方に見えるのは薩摩富士・開聞岳です。

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鹿児島方面。
西大山駅は無人駅で駅舎もなく、駐車場・駐輪場と花壇以外は見事に何もありません。 近くに工場はありますが民家はなく、駅前には自販機すらありません。

でも景色はサイコーに良い！ (↓画像クリック拡大)

休日なせいか、西大山で降りて記念撮影する人たちが意外と多く、車で来て車で帰る邪道派も多数。 でも、自分も佐世保は車で到達したんで人のことは言えません。

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今年はJR最北端・最西端・最南端到達したので、残るは最東端の東根室駅。 なんとか年内に制覇したいなあ。 年末に攻めるか・・・

西大山駅の時刻表は至ってシンプル。
1337着1418発がUターン下車のベスト時刻だと思います。

鹿児島側の踏切から。
列車本数が少ないせいか、緑の線路になっています。

上り列車がやってきたので撤退。

この駅、天気さえ良ければボケーとするのに最高の駅です。

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鹿児島中央駅に戻ってきました。 暑い。

駅前はこんなん。 新幹線駅にふさわしく整備されています。

駅ビル『アミュプラザ鹿児島』 と 『若き薩摩の群像』。

幕末、島津斉彬の遺命により秘密裏に英国留学した薩摩藩士達の像。

つづく。