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2009.06.23

南極観測船・宗谷

羊蹄丸の隣に係留されている、日本初の南極観測船宗谷です。

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宗谷の経歴は以下の通り

1938年 旧ソ連向け耐氷型貨物船『ポロチャエベツ』として長崎で進水
1938年 第二次大戦前夜の世界情勢のためソ連引き渡しを中止、貨物船『地領丸』として竣工
1939年 海軍省に引き渡される
1940年 海軍特務艦『宗谷』に名称変更
1942年 太平洋戦争、海軍陸戦隊輸送のためガダルカナルへ出港
1943年 米軍潜水艦の魚雷が命中するも不発、機雷で反撃し、これを撃沈する
1945年 終戦。船舶運営会所属となり、樺太からの引き揚げ者輸送に従事
1948年 引き揚げ業務終了、輸送者総数は約19000名
1949年 前年設立された海上保安庁へ移管、灯台業務線LL101『宗谷』となる
1955年 南極観測船に決定、第三管区海上保安本部巡視船PL107『宗谷』となる
1956年 南極観測船へ改造、11/8 第1次南極観測のため東京港を出港
1957年 昭和基地建設
1957年 第2次南極観測へ出港
1958年 悪天候により越冬を断念、タロ・ジロら樺太犬15頭を昭和基地に残す
1959年 第3次観測隊がタロ・ジロの生存を確認
1962年 第6次観測隊帰還、観測船業務を砕氷艦『ふじ』へ譲る
1963年 第一管区海上保安本部へ移管、北洋警備に従事
1978年 解役。 通算海難救助出動300件以上、救助船125隻、救助人数約1000名
1979年 船の科学館にて一般公開

別名『北の守り神』、歴戦の勇者すぎる・・・

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船内通路。

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機関長室と隊員装備。

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船員室のラクガキ。 78年解役時のメッセージか・・・

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樺太犬たちの犬小屋。 暑さに弱い彼らのためにエアコン付き。

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稚内で訓練された彼ら、ですね。

稚内と東京で同じ歴史を見学できるのがなんだか不思議な感じ。

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ブリッジの操舵輪と羅針盤。 カッコイイ。

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この時代の船は伝声管がまだ使われていました。

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波瀾万丈の歴史を持つ宗谷、これからも保存していきたいものですけれども、老朽化が激しいため多額の修復費用が必要なようです。

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みんな、船の科学館ロビーの募金箱に募金しようぜ!

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