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2008.05.17

能登、但馬、播磨、近江 4

GW編、ラストです。

若狭湾から琵琶湖東岸をぐるりと南下して滋賀県彦根市、国宝 彦根城へやってきました。

出迎えてくれるのは、大人気著作者人格権キャラひこにゃんです。

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暑いよ、なにこれ。 え?おでん?

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彦根城は、近隣にあった石田光成の居城佐和山城を井伊氏が江戸初期に移築したものです。

天守自体は小さいのですが、外堀まで現存してるため城の敷地は広く一周すると小一時間かかります。

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なんか人だかりができてると思ったら、本日のひこにゃんライブの時間です。

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兜の立物を松にぶつけてよろめく。

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この写真で奴の人気が伺えましょうや。

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バンザイ状態で山勘オート撮影。 挑発してやがる。

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なんかこう、イラッとくるかわいさです。

彦根城のマスコットが猫である理由は、2代藩主井伊直孝の招き猫伝説にあります。

直孝が江戸で鷹狩りの際に雨に降られ、古寺の木の下で雨宿りをしました。
すると一匹の猫が 「コッチヘオイデ」 と手招きしています。
何であろうかと直孝が猫に近づいた刹那、先ほど雨宿りしていた木に雷が落ちました。
猫のおかげで災難を避けた直孝は寺に謝意を示して多くの寄進をし、この寺を井伊家の菩提寺と定めました。
この古寺である豪徳寺には、招猫観音を祀る招猫殿が現存します。

ひこにゃん絵本では殿様がお礼に猫へ兜と刀を贈り、彦根城に住むことを許可する、というお話になっています。

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堀の白鳥。 お前、北に帰れよ。

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城下町。 土産屋の半分はひこにゃんでできています。

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姪っ子へひこにゃん土産。

・・・ひこにゃんよりカメラが気になるらしいです。

将来、カメラっ娘になるのだろうか?

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このあとレンズキャップをしゃぶられました。

おわり。

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2008.05.10

能登、但馬、播磨、近江 3

姫路からUターンして再び朝来市、生野銀山にやってきました。

生野は石見・佐渡と並ぶ歴史ある鉱山です。

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甘いマスクのオートマータが銀の精錬を解説してくれます。

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生野銀山の開坑は807年らしいですが、本格的な鉱山経営が始まったのは1542年からとされています。

前回の竹田城はそもそもこの銀山を管理・防衛するための城でして、この銀山があるがために山名氏は戦国大名列強から狙われまくり、挙句に滅びてしまいました。
(-人-)ナム

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もちろん坑道は見学できます。 welcome to the underground.

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生野銀山は江戸時代には幕府直轄、明治時代は国営、そして三菱へ売却されました。
1973年に閉山されましたが、記録によると430年間で1723tもの銀を産出したそうです。
閉山後は、鉱山公園・資料館として三菱マテリアル系列の(株)シルバー生野により公開・管理されています。
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坑道は全長350km、最深部880m に及びます。

その中の1kmほどの道程を見学することができます。

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ボンバーマン。 3Kってレベルじゃねーぞ!

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自爆もできます。

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突如直径2m近いウィンチが登場。

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正体はエレベータ用の巻揚げ機でした!

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崩落、酸欠、溺死、塵肺・・・

どれだけの鉱夫が犠牲になったことやら。 合掌。

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外に出てしばらく歩くと、金香瀬(かながせ)旧坑露頭群が見学できます。

この岩山の溝は、江戸期に銀鉱脈を露天掘りした跡。

先ほどの坑道はこの真下で、同じ鉱脈を地上と地下で見られます。

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とりあえず登ってみる人。

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もうちっと続きます。

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2008.05.07

能登、但馬、播磨、近江 2

ところ変わって兵庫県朝来市和田山、竹田城址です。

城郭は一切ありませんが、山頂に大規模な石垣が残る日本屈指の山城です。

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道連れは先輩のYさん&Nさん。

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竹田城は室町時代の山名氏による築城ですが、当時は城というより柵・廓といったレベルだったようです。

その後、天正年間に羽柴軍により陥落、現在の石垣群が築かれました。

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後に入城した赤松氏は関ヶ原で西軍(石田方)につき敗北、徳川に下りますが家康の不興を買い自刃、江戸時代を迎えることなく廃城となります。

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眺めは絶景、眼下に播但自動車道が見えます。

ああ、この凄さは写真では伝わらない。

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霧の出た日はラピュタ状態になるらしい。

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さて、南下してここは播磨国、国宝・世界遺産 姫路城。

城周辺では、菓子博(第25回全国菓子大博覧)が開催されていて、例年の3倍近い人出だそうでしてシャアザクかお前は。

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カッコイイぜ。

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播州皿屋敷、お菊の井戸。

いいね、こういうの。

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長壁明神のおわします天守より。

余談ですが岡本綺堂の『小坂部姫』、面白いので機会があれば是非ご一読あれ。

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天守を支える二本の心柱。

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いやー、400年前にこれを作った先人たちは凄すぎる。

とても木造建築に見えないよ。

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すいません、まだ続きます。

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2008.05.05

能登、但馬、播磨、近江 1

えー、明日から仕事なのでヤサへ帰って参りました。

連休中はあちこちフラフラしてたので写真上げてきます。

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能登半島は珠洲市の見附島(みつけじま)、通称軍艦島です。

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近くまで歩いていける。

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大きい、すごく大きい。

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そうそう、フラフラしたコースはこんな感じです

赤 → 青 → 緑 → 黄 です。

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走行距離は1993km。 (;´Д`)y─┛~~ 

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田舎道を走っていると廃線発見。

のと鉄道能登線みたいです。

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レールがぶった切られてて物悲しい。

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能登半島の先端、禄剛埼(ろっこうざき)。

明治16年からずっと稼動し続けている灯台です。

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ビーコンの発信塔。

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ここは日出と日没の両方が見られるスポットらしい。

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海がきれい。

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・・・見附島以北には、コンビニどころか店らしきものが何もなくなります。

けれども、一帯が国定公園だけあって景色は素晴らしいですねー。

逆に、景色以外に何も無いとも言えますが。

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内海から外海側を走ると、能登金剛 ヤセの断崖に着きました。

断崖絶壁と聞いていたヤセの断崖ですが、意外とたいしたこと無い。

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というのもこれ、昨年の能登半島地震で激しく崩壊したのを再整備したら迫力半減しちゃったらしいです。

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徒歩5分ほどで 『義経の舟隠し』 に出ます。

もう一歩踏み出せば死亡確定です。

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ありがちな義経伝説でして、奥州に落ちる途中の義経一行が追手を避けるために、48艘の舟をここに隠したとされます。

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日本海へ日が沈む。 (クリック拡大)

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つづく。

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2008.05.03

ひこにゃん

ひこにゃん
なにこの熱狂。

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2008.05.02

竹田城から姫路城

竹田城から姫路城
竹田城から姫路城
城攻め中

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