塩田平
前回に引き続き、別所温泉の属する上田市塩田平区域の散策です。
新義真言宗前山寺、参道から見下ろしたところです。
前山寺は、弘仁年間(810~824)から続く古寺。
境内には重文の三重塔があります。
室町時代の建立とされますが、実はこれ未完成。
2、3層目には扉や窓が無く、縁をつけるつもりだったのを途中で放置したかのように柱の下部から貫が飛び出てます。
何故未完成のまま放置されたかは不明だそうで、歴史ミステリー。
(゚∀゚)=3
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ここは中禅寺薬師堂。
平泉の金色堂と同じ様式のため平安末期~鎌倉初期の建立と見られ、信州最古の建築物だそうです。
歴史・文化財に興味の無い人は 「何が面白いの?」て感じでしょうが、好きなんだからしょうがないじゃない。
境内の庚申塚と五輪塔。
苔むした石碑が好きなんです。
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こちらは延喜式式内社、塩野神社です。
えー、延喜式ってのは平安中期に編纂された格式のこと。
(格式ってのは律令の細則のことで、律令=憲法ならば格式=法律・条例てところ)
で、延喜式には神祇官の巻がありまして、そこに日本中(ただし朝廷の力の及ぶ範囲)の神社のリストがあります。
式内社てのはそのリストに載っている神社のことで、要するに朝廷オフィシャル神社ってことですね。
拝殿・本殿へ向かう太鼓橋。
水神様を祀るだけあって、下は独鈷山からの湧き水が流れています。
こちらは盤座。
盤座(いわくら) = 神様が降臨なさる岩のこと
土着風俗と神道の融合、何かが掻き立てられるのさ。
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